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色付きの悪い豆だけを集めて飲んでみた

今年もどうぞよろしくお願いします。

新年最初の投稿にしてはずいぶんと地味な話題から始まるのですが、今日は欠点豆のお話です。

皆さんは欠点豆というのをご存知でしょうか?
コーヒー屋さんのパンフレットやホームページで”悪い豆をハンドピックで取り除いています。”とかって書いてあったりするのを見かけたことあるかもしれませんが、この取り除かれている豆こそが欠点豆です。

コーヒーに混入すると味や風味に悪影響を与えるということもあり、生産国や卸業者、焙煎所などの各段階で機械選別や手選別の行程を経て取り除かれています。

ひとくくりに欠点豆と言っても色々種類があり、味には問題ないが形だけ悪いものや生育に問題があって未成熟なものや、虫食い、カビ、うまく脱穀できなかったもの、などがあります。(あとコーヒー以外の小石やとうもろこしとかが混入するともあったり。)

それで先日、焙煎後に出てくる色付きの悪い豆をハンドピックしているときに、これだけ集めて飲んだらどんなもんかな?と思って飲んでみたよというのが今日のお話です。

ちなみにコーヒー屋さん以上に品質管理のマニアックな知識が問われる生豆のバイヤーさんや輸出入業者さんの中にはカビ豆だけを焙煎して飲んでみたり、虫食い豆だけを焙煎して飲んでみたりという講習も存在するようですが、正直僕にはこれを飲む勇気はないです。笑

これがその色付きの悪い豆。ちょっと色が薄いのが写真でもわかると思います。
僕は理科得意じゃないので聞きかじりと推測ですが、未成熟な生豆の場合ショ糖などの成分が少ないことで焙煎中のカラメル化がうまく進まないことが原因と思われます。
ちなみに豆はエチオピア グジ シャキッソ G1 ナチュラル。
浅煎りのフルーティーなタイプの豆です。エチオピアは野生品種が複数種入っているのでそもそも色の付きづらい品種もあるのかなと思ったりもします。

ということでまずはグラインダーで挽いてみる。
欠点豆なので全然期待していなかったんですが、思った以上にいい香り。
すこーし香りが弱いと言われればそうかな、、くらい。

そしていつも通りのレシピでドリップして味見したところ、結構普通に飲める!
でもやっぱり普通に焙煎できた豆と比べると味と香りが弱い。味抜けしているような元気ない味でした。

これだけ集めて飲んだら確かに欠点豆だなとは思うけど、おそらく一杯14gのなかに1粒とか2粒が混入していてもまぁ気付かないですね。飲み比べてもわからないぐらいの違いだと思います。

とはいってもノーダメージではないことを考えるとやっぱりピックするのですが。(見た目の問題もあるし)

ということでこんな呑気なコーヒーの話題を今年もやっていこうと思います。
また来週ー☺️

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