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全自動のコーヒーマシンが意外に難しい

先日はきれいに月食が見れましたね。
流星群とか天の川とかもいざ見てみようと思うと雲が多くてなかなか見れなかったりするので今回はラッキーでした。

ということで今日は全自動のコーヒーマシンの話。

昔カフェチェーン店で働いていたときに全自動のコーヒーマシンを使用していました。

チェーン店の場合1日1,000人以上の来客が見込まれるお店も多く、コーヒーをハンドドリップで出そうと思ったら本当に無謀。コーヒーマシンの存在は必須のものです。
秋冬のオフィス街なんかは半分くらいがホットコーヒーの注文なので500杯もドリップしたらバリスタの体がもたないですね。
逆にその杯数をこなすブルーボトルさんとかはドリップする人員に常時3人くらいあててますね。それでも結構大変なのではと思います。

なので通常はドリップは機械でということになるわけですが、実はこういう機械の設定って結構難しい。

ハンドドリップで入れる場合って例えば1:15くらいのブリューレシオ(粉とお湯の量の比率)で1杯とか2杯分淹れたりするのですが、チェーン店の場合はそれでは営業に必要な量が間に合わないので、10杯分一気に抽出する設定をしたりします。

ハンドドリップ1杯淹れるのとは全然違う環境なので、どの設定をどう変えたら味が良くなるかっていうのがわかるようになるにはそれなりに経験値が必要だなぁと思います。
もちろんマニュアルなどで粉量とかお湯の量とかは決まっているわけですが、1回目の湯量、蒸らし時間、2回目の湯量、3回目のタイミング、、など細かく設定できるし、同じ設定でも豆の水分値とかエイジングとかで味が変わってしまうので、定期的な味見と調整はやっぱり人間の仕事です。

最後は店長さんはじめ店舗の責任者が味を見て調整することになるわけです。機械のメンテナンスも大事ですね。

というわけで同じチェーンでも店舗によってドリップコーヒーの味って微妙に違ったりするので、コーヒーが美味しいと心の中で(店長さんやるな)と思います。

ハンドドリップやエスプレッソの場合は淹れる人(バリスタ)によっても味が違うのでそれもやっぱり面白いです。

本当は全く均一なものを出すのがお店としてはベストなのかもしれないけど、一定の美味しさをキープした上でこういう個体差があるのは、それはそれでお客さんとしてコーヒーを飲む上での楽しみのひとつかなと思っています。

ではまた来週ー☺️

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