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セオドア・ルーズベルトといえば「テディベアの日」

セオドア・(テディ)・ルーズベルトといえば、テディベアの名前の由来となった諸説のひとつですね。日本ではルーズベルト元大統領の誕生日にちなんで10月27日を『テディベアの日』とされております(世界的にではなく日本国内だけ)

テディベアズ・デー
小熊の命をすくったセオドア・ルーズベルト大統領のやさしい気持ちを思い起こし、日本では日本テディベア協会がルーズベルトの逸話にちなみ「相手の事を思いやる気持ち」をベアを通して伝える日にしようと提唱している。

Wikipediaより

ルーズベルトはノーベル平和賞を受賞していますが、一方で白人は他の人種よりも優れていると考え、アフリカ系アメリカ人の権利向上のために十分な取り組みを行わなかったと批判もされていることもあるそうです。
確かに銅像は人種差別の象徴のように見えますね、、、

テディベアの日となった逸話は、ルーズベルトが狩りに出た際、小熊を助けたということから“相手を思いやる気持ちを伝える日” とされていますが、うーん?🤔って感じですよね。はたしてその部分だけ伝え広げていいのでしょうか?ま、"相手を思いやる気持ち"は素晴らしいと思いますし全否定するわけじゃないです。これを機にテディベアの日には、こう言った歴史もちゃんと伝えていくことも大事だなぁと思いました。#BlackLivesMatter

ちなみに、2018年10月27日のブログでも書きましたが、小熊を助けた美談は、よくある政治的な広報でありがちな(ありがちなのか?)作られたお話で実際には小熊ではなくて助けてもいないそうですね、、、いわゆるプロパガンダ。今で言うフェイクニュース。
下記に引用記載しておきますね。いろいろすごいので(^^;

もう一つテディベアの語源について有名な説がある。現在では多くの歴史家がこの説を一番真相に近いと考えている。
 ルーズベルトの趣味はハンティングであった。1902年11月14日、ルーズベルトはミシシッピ州知事のアンドリュー・ロンジーノの招待でシャーキー郡に5日間の熊狩りに出掛けた。知事は大統領を楽しませようと腕利きのガイドを雇った。南北戦争で活躍したホルト・コリアーという伝説的な黒人奴隷である。生涯で3,000頭の熊を仕留めたという。
 原野に分け入ったルーズベルトは、自分の手で熊を撃ちたいとコリアーに言った。さらにできるだけ早く済ませたいとコリアーに注文を付けた。そこでコリアーは、狙いを付けるのに最適な場所に大統領を待たせると、猟犬とともに熊を狩り出しに行った。暫くしてコリアーがなんとか熊を狩り出すのに成功して戻ってくると大統領の姿がなかった。熊がなかなか現れないことにしびれを切らしたルーズベルトは先にキャンプに帰ってしまっていた。
コリアーは何とか大統領に満足してもらいたいと思った。それには大統領自らの手で熊を仕留めてもらうしかない。熊は猟犬と戦って傷を負っているものの、いつ逃げ出すか分からない。そこでコリアーは銃床で熊を叩きのめして半死半生にしてから縛り上げた。熊の体重は235ポンド(約107kg)に達していたという。
 暫くしてルーズベルトが現場に戻って来た。その場にいた者達は、すぐに熊を仕留めるようにルーズベルトに薦めたが、ルーズベルトは喜ばなかった。半死半生の獲物を撃ってもまったく面白く無いと思ったからだ。それにスポーツマンシップに悖る。
 結局、ルーズベルトは銃を降ろした。多くの場合、熊はそのまま逃がされたと説明されている。しかし、実際は熊が苦しんでいる姿を見たルーズベルトが安楽死させるように命じている。

クリック☞アメリカ大統領歴代研究

☝伝説的な元黒人奴隷というのがすごいですね。そしてなんとか満足してもらおうと銃床で大きな熊をボコボコに。さらっと安楽死と書かれていますがナイフでサクッと喉を掻っ切ったそうです。まだまだこの時代“元”とは言えコリアーの立場上仕方がない行動ですよね。
ルーズベルトが銃を下ろし安楽死を命じたことだけ言えばスポーツマンシップといえばスポーツマンシップな気もしますがなんだかね、、、😅

引用元 アメリカ大統領歴代研究

☝このようにテディと呼ばれることはあまり好んでいなかったそうです
※第26代大統領セオドア・ルーズベルトの遠縁の従兄が第32代大統領フランクリン・ルーズベルト(広島長崎に落とされた原爆開発)


さてさてそして、テディベアといえばドイツの老舗メーカーのシュタイフ社。世界で最初に誕生したテディベアはシュタイフ社の『55PB』です。
なので、シュタイフベアや古くからのテディベアファンの間では、シュタイフ創業者のマルガレーテさんの誕生日(7月24日)の方がふさわしいのでは?といった声もあったそうです🐻


☝︎上記のアメリカ大統領歴代研究のサイト面白いですね。
銅像撤去のニュースの話から少し逸れてますが、、、(あ、でもクマ狩りの黒人奴隷の話は繋がりあるか)
テディベアの名前の由来はルーズベルトで間違いないけど、ホワイトハウスで開かれたルーズベルトの娘のアリスの結婚式でテーブルの飾地付けに使われたシュタイフ社製のベア、その時にテディズベア(テディベア)と呼ばれたというお話などとても興味深いです。

最初はプロパガンダだったテディベアが、時代を経て癒しや安らぎを与える存在となり、「もはやテディベアは世界に広まった文化であり歴史である」と締めくくられてました🐻

象徴的な銅像は決して破壊されたわけじゃなくて、批判の声を受けて撤去が決まりました。博物館の館長も承認していてルーズベルトの子孫も歓迎しているそうです。

最後に繰り返しになりますが「テディベアの日」に関しては撤廃しろとは思っていません。今に至るテディベアのちゃんとした歴史や文化を伝えることが大事だと思ってます🍀🐻




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