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フランス職人たちの喜びと誇り

「小説家:ロマンシェ」

芸術家の集まる街のシンデレラ・ストーリー。
1人の力は微々たるものだけど、
志を共にする仲間が集まれば夢を叶えるのは容易いものよ、と
颯爽と言い残していくフランスの風。

常に何かを創りたくてウズウズしている人が沢山いて、
小説家も画家も料理家もワイン家も、
各領域の職人たちが一つ屋根の下に集まれば、
それだけで楽しい宴が始まる予感。

フランスという国が輝かしい響きを醸し出すのは、
「過去から続く芸術への自負」と「より良い未来を作りたいという希望」が、
両立することを肌で感じているからかもしれない。

「ロマンシエ」原田マハ 小学館 2019/2/6

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