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# 113_当事者の家族の在り方

 本映像は、ユニークな実践をされていて、かつ、ご自身のご家族に弱視者がいらっしゃる方をお招きしてお話を伺った際の記録映像です。
 お一人目は百田牧人さんです。百田さんは、シンガポールを拠点に、多くの企業パートナーの協力を得ながら、デジタル時代における障害者就労の新たなモデルの創発に取り組んでおられます。百田さんのご長男、現在、小学生の息子さんは先天性の全盲であられます。息子さんの存在、また、その息子さんとの関係性から、ご自身がどのように変化されたか。また、社会起業家としての自分、親としての自分、それぞれの自分をどのように位置付け、実践されているのかを伺いました。

 お二人目は満若勇咲さんです。満若さんは、お父様が後天性の弱視であります。一人暮らしをする父にどのように接するべきか。普段は映像制作のお仕事をされている満若さん。私には満若さんがカメラを通じて被写体との独特な関係性をつくり、そこにある本質に近付いていく実践をされているように見えます。そんな満若さんが考える本質的な自立や共生の在り方、また、それを前提に当事者にとって最も身近な他者として、自らが家族にどのように関わっているのかについて伺っていきました。

 最後に、社会起業家であられる成澤俊輔さんには、ゲスト司会としてご登壇いただき、私と一緒に百田さん満若さんに質問を投げかける役割をしていただきました。成澤さんは網膜色素変性症によって目の見えづらさが徐々に進行しながらも、他者への質問力、物語として伝える技術、そういったことを駆使して自らの会社の経営や起業家の支援を実践されています。成澤さんにはお二人の言葉を引き出す質問や会場の方々と共に考える場をつくっていただきました。

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Keisuke Shimakage

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