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チューリッヒ闘病の記録

10/2
チューリッヒ1日目。ミラノからチューリッヒに向かうバスが渋滞に捕まった。私は体調を崩していて、おそらく熱がある。バス車内のトイレが使えず、非常に焦る。結局トイレは使えるようになったけれど、使えない間は水を飲まなかったので喉がカラカラになっている。結局予定より2時間近く遅れてチューリッヒに到着した。バス停でしばらく座って待っていると、約2年ぶりに再開する友人のユエが迎えに来てくれた。これからユエとパートナーのルーシーが滞在するホテルに泊めてもらう。部屋に到着して、ユエがパスタを作ってくれた。ルーシーが仕事から帰ってきて挨拶を交わす。ルーシーとは約1年ぶりの再会。ふたりと夕飯を食べ、少し話してこの日は就寝。熱が早く下がってほしい。

10/3
チューリッヒ2日目。熱が下がらない。ユエとルーシーがベッドで寝て、私はルーシーが友達から借りてくれた空気で膨らますタイプのマットレスを使っているのだが、そのマットレスがとても寝にくい。夜中には空気が抜けてお尻が床についているし、なんとも心地良い身体の位置が見つけにくい。朝ルーシーはいつの間にか仕事に行っていて、ユエが朝食にチーズ入りのオムレツを作ってくれた。少し塩気が強めだったけれど、作ってくれるだけでとてもありがたい。食後に薬を飲んで再び寝る。ふたりが寝ているちゃんとしたベッドで寝かせてもらった。ユエは昼ごろ家探しに出た。ユエとルーシーが帰ってきてから、3人でユエの作った麺料理を食べた。米粉麺で、味付けもアジア風でほっとする。ユエは本当に料理が上手い。2人は午後また家探しに出かけていった。
今回の体調不良は扁桃炎ではない。シンプルに風邪を引いたか、インフルエンザか、コロナのどれかだと思う。嗅覚と味覚は問題ない。咳や喉の痛み、鼻水など風邪の症状を感じるのは久しぶりで、こんなに辛かったのかと驚く。

10/4
チューリッヒ3日目。まだ熱がある。朝食にユエがまたオムレツを作ってくれた。今度はお願いして、塩分少なめにしてもらった。マッシュルームが中に入ったオムレツでとても美味しかった。食後に薬を飲んで横になり、そのまま6時間も眠ってしまった。気づいたら16時過ぎになっていた。ユエは相変わらず編集の仕事をしている。寝た時と起きた時の景色が全然変わっていなくて、ただただ時間だけが経っていた不思議な感覚。ルーシーが買ってきてくれたドロップ飴のような薬を舐めるとだいぶ喉が楽になった。

10/5
チューリッヒ5日目。朝マットレスで起きると相変わらずお尻が床についていて、首が痛い。たまらず横にある小さなソファに動く。ソファに移ったことが間違いだったのか、再び目を覚ました時には身体全体が痛くなっていた。それでもぐにゃぐにゃと動いてしまって体勢が定まらないマットレスよりは、少なくとも睡眠は取れた。喉は痛くなくなってきたがまだ熱が下がらない。約2年ぶりの再会にも関わらずユエとルーシーに看病ばかりしてもらって、とても申し訳ない。でもふたりがいてくれなかったら、もっともっと苦しい思いをしていただろう。信頼して弱い部分を見せることができる友人の存在にほっとする。ありがたい。

10/6
チューリッヒ5日目。ようやく熱が下がった。それでもまだ寒気はするし、かなりの倦怠感が残っている。扁桃炎は結局まだ発症していないので、このまま大丈夫であってほしい。
昼間は寝たり掃除をしたりして過ごした。少しずつ起きている時間を増やしていきたい。今日はルーシーが家で働いていたので、3人で昼食にトマトパスタを食べた。私が寝ている間にユエとルーシーが若干喧嘩をしていた。何故喧嘩していたのか見逃してしまった。しばらくユエがルーシーを無視していたけれど、すぐに仲直りしていた。夕方、ユエと食料品を買いにスーパーに出かけた。スイスに来て5日目にして初めて外に出た。スーパーでは商品の価格の高さに目が回った。さすがスイスだ。買い物をしながら、驚くほど体力がなくなっていることに気づく。
夕飯を食べた後、3人で散歩に出かけた。15分くらい歩いた場所にあるバーに行き、屋外の席に座った。ルーフトップで周りは木に囲まれていて、森の中にいるような感覚。ふたりはビールを飲み、私はホットチャイラテにしておいた。帰りには疲れてしまったけれど、やっと少しだけ外出ができて良かった。

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