寒空の鎌倉にやわらかい木漏れ日が降り注ぐ。 少し海風が強く、木々に目をやり瞳を閉じると瞼の裏でひかりが泳いだ。 僕が結婚の日を思い出す時に、はじめに頭に浮かぶ光景です。 2023年1月20日,21日,22日。 3日間にわたって開催した結婚の日が終わって、早くも半年が経ちました。夫婦揃って「結婚式は別に、ねえ」というスタンスだった僕らが、結果的には全力で結婚の日を開催してしまった。それはもう、人生で最も価値ある瞬間を過ごせたと、いま振り返っても思うほど。 あの日を迎えるにあ
白い光の朝だった。 普段よりも少し遅く起きて、植物に水をやり、コーヒーを淹れる。 なんてことのない、いつも通りの休日の朝。 かまってほしさに騒ぐ愛犬を横目に、ソファに寝転んで微睡んでいると、手にかかるブラインド越しの光がいつもより白く感じた。 そういえば、こんなに写真をたくさん撮ってきたのに、太陽光の色について深く考えたことはなかったかもしれない。 もちろん科学的な見解では光の色についてはしっかりと理論が展開されているが、時には夕日の暖色のグラデーションに少し緑がのったり
好きなものに囲まれて生きることは、至福だ。 年々増えていく好きなものたち、どうしてこうも心惹かれていくのだろうか。 2020年に購入したものの中から選び、撮影し、綴ってみた。10個の僕の好きなものが、1つでも誰かの好きに繋がることを願って。 ※参考までに購入したショップのリンクを載せていますが、今も買えるかどうかはわかりません。ごめんなさい。 平急須 後手(東屋) お茶を愉しむということは、その味や香り以外にも、美しい茶器を使う喜びも含まれると思う。右手でも、左手でも、利