#19 やっと読めた!『京大中年』:スクーリング「文芸I-4 (小説の構造)」レポート

ずっと読みたいと思っていたけど、読めずにいた本。
ロザン 菅さんの『京大中年』
ロザンさんは『WEST SIDE』の頃から知っていましたが、最近での接点はYouTube『ロザンの楽屋』 お二人が楽しくお話されている会話を聞いているだけでも面白いし、独特な視点から展開されていく時は新たな気づきが得られます。
YouTubeをきっかけに講読を始めた、有料note『ロザン菅の1000字』
途中までは無料で読むことができるんですが、最後まで読みたくなり、課金。起承転結がしっかりしてて、ちゃんと面白いんです。
こうなったら、『京大中年』を読まないわけにはいられず、購入。
購入したはいいものの、平日は仕事で忙しいし、土日も学業で忙しいし、なかなか読めない日々が続きます。
届いてから「はじめに」と「第1章」は読んだものの、本棚で眠ったままになっていました。
 
そんな中で「小説の構造」のスクーリング。
小説の語り手や視点に関する解説。
手紙の形式をとった小説は「書簡体小説」といい、視点は一人称の物語。
登場人物の内面まで描く全知視点(神の視点)は、三人称物語。

『京大中年』の場合、語り手は過去の出来事やその時の感情は知っているから、全知視点(神の視点)の三人称の物語っぽい気がするけど、「書簡体小説」だから一人称の物語になるのかな?どうなんだろう?と疑問も感じながら、講義は進んでいきます。
 
講義の最後、レポート課題の説明。
課題は「講義でとりあげたトピックを一つ選んで、その点で興味深い小説を紹介し、分析してください」
 
やった!これで『京大中年』は読めるしレポートも書けて一石二鳥!
もう気持ちはウキウキです。

いざ、最後まで読んでみると、すごく読みやすい小説だし、教科書の《はじめに》の重要さがよくわかる内容でした。
途中、内容に引き込まれ過ぎて、視点や語りの分析を忘れていたことはご愛嬌。もう一度、読ませていただきました。

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