Book073『遅考術』植原亮

いかに効率よく答えを出すか、はよく言われるが本書は遅く深く考えるための思考法を語っている。

たしかに、フレームワークに沿って素早く解を出すことがこれだけ人工知能でできるようになっている今、一次解答に飛びつくのではなく、そこからいかに深く考えて一歩考えを進められるか、は非常に重要である。

具体的な方法論は本に譲るとして、思いついた考えにすぐに飛びつかず、一歩考えを進めることは日々の生活にも簡単に意識できる。

読めばすぐ思考が変わる、と言った甘いものではないが直感的に進むシステム1と熟慮のシステム2は同時に持っておく必要があると改めて感じた。

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