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【岡田啓佑のNY日記/14日目】2019/10/07(月)
ニュージャージーの友人宅で目がさめる。
2日間、楽器を含む、日本から持ってきたすべての荷物を運びながら移動しまくった疲労がたまっていた。
今日はまたその荷物を持って、3日間だけご厄介させてくれるHさんを訪ねにクイーンズまで移動する。
その後はクイーンズのまた違う安宿に移るつもりだ。
昨日は演奏できなかったし、今日もできなさそうだが、まずは住むところを確保しなければ。
Rさんは早朝から仕事に出て行き、合鍵をお借りするという話だったが、起きた時には既にRさんは出ていて、合鍵がどこにあるかも分からなかったので、家にいることにした。
Rさんの家にある本を読んだり、居候させていただいてるお礼に洗い物をしたりして過ごす。
ホームレスから居候まで格が上がった。
仕事を終えた友人が帰宅。
夜、new brunswickの駅まで送ってもらう。
これで無事にクイーンズまで行ける、と安心し、電車に乗り、1駅ほど過ぎたところで、new brunswickの駅にリュックを置き忘れたことに気づき、青ざめる。
戻ってみたが、リュックはない。
そのへんにいた方に事情を話すと、「今日はもう駅が閉まってるから、明日の朝にlost&foundに電話してみたら?」とのこと。
リュックには、着物、歌詞ノート、先日地下鉄で描いた絵などが入っていた。
大事ではあるが、歌詞はまた書けばいいし、着物は買えばいいし、絵はまた描けばいいので、なくなったからといって死ぬほど困るわけではない。お金は入ってないし。
とにかく、生きて日本に帰れれば御の字とする。
とはいえ、自分のアホさ加減に辟易したが、、。
あきらめて、次の電車に乗る。
Hさんの家に着くのは深夜になりそう。申し訳ない。
盛りだくさんの旅だったが、まだ半分も終わってない。これから何が起こるのか。金はもうない。
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