見出し画像

ナゴルノ=カラバフ(アルツァフ共和国)


 アルメニア🇦🇲はアゼルバイジャン🇦🇿と長年にわたり領土問題で揉めております。
 それは現在でも続いているナゴルノ=カラバフ問題です。
.
.
 この地域に関しては古くからアゼルバイジャンとアルメニアで争いがあり、現在に至るまでどの国の地域なのか統一されたことがありません。

ソビエト連邦ができてからはソ連赤軍により、圧がかかり両国はソ連の構成国となり、一旦はアルメニア側に帰属となりました。

しかし中々ナゴルノ=カラバフ自治州がアルメニアに完全に編入されることはなく、ついにソ連が崩壊してからは両国が独立を果たし、この自治州でもアゼルバイジャンからの独立するための選挙が行われました。

結果的に「ナゴルノ=カラバフ共和国」として事実的に独立を果たし、それを不服としたアゼルバイジャン、アルメニアの関係は更に悪化し、数年後の停戦まで内戦が続きました。

その後はナゴルノ=カラバフは「アルツァフ共和国」として国際社会からは承認を得られない事実上の独立国家となり、暫くは小競り合いなどはあったものの、大規模な戦闘にはなりませんでした。

しかし一昨年2020年の9月に再びこの地域で戦闘が起こり、ロシアやトルコまで介入し、結果としてナゴルノ=カラバフの大半の領土はアゼルバイジャンに占拠されることとなりました。

日本では考えられない領土問題による戦争。今回のウクライナでの戦争にも酷似している部分があり、またエレバンの街中には写真のようなアルツァフ共和国の国旗が至る所に掲げられていました。

我々日本でも領土問題を抱えている分この問題は他人事と思わずに考えていくべきなのだろうか…

ナゴルノ=カラバフについて薄い知識ながらも取り上げて見ました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?