勝つためのチームマネジメント

大学ラグビー部のコーチから早稲田摂陵高校のコーチになり2週間後に控えた初めての公式戦。限られた時間で準備できることは少ない。多くを教えたり練習しても消化不良を起こしてしまう。高校生は部活だけでなく、授業や補修などもあり揃って練習できる時間は限られている。7限までの授業を終えて、2時間の練習しかできない。グラウンドは週に4回である。前回のnoteにも書いたが、このリーグを全勝するために2つにテーマを絞った。DFと意識。優れた指導者の条件の一つは意識の部分へのアプローチがうまいことだと思う。これはすぐに改善できる点がある。今まで当たり前だったものを変えて、新しいスタンダードを提示し、意識の部分にアプローチする。映像や話を巧みに用いながら論理的に説明する。グラウンドではその意識にフォーカスを当てて、2週間後に向けて準備をしていた。意識はトレーニングで上げることもできるが、それ以外の上げ方も大事になってくる。その部分は私が教えるチームの選手やマネージャーが口を揃えて、すごいと言ってくるので効果があると思っている。

2016年に素人集団が大阪府の花園予選決勝に行くことができた理由の一つはこれから書くことにある。

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