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3週間で勝利するための練習メニュー

早稲田摂陵就任1年目の彼らとは半年の付き合いであったが、引退しても1番に会ったり飯に行ったりとしている。ついこないだも流行りのZoomで飲み会を開き、3時間ほど話していた。年齢も重ね27歳ぐらいになる彼らとは昔と変わらない会話とともに、人生について話すことも多くなった。生き方を教わりました、熱くなる、男としてどうするべきか今でも色々と挑戦していますと。そのようなセリフが聞けて嬉しかった。ラグビーを通じて彼らに様々なことを伝えることができるのは教員としてとても良い人生だった。

そんな彼らにとって今までなんとなくラグビーをしていた生活が3年生の4月に激変したのだから、さぞかし現役時代は大変だったと思う。勝利に程遠いラグビー部だったにも関わらず、練習すれば勝てるようになり、練習してきたことが実際の試合で起こるので、彼らは楽しかっただろう。そうすると面白いように彼らからラグビー部としてのプライドや学校で1番の部活になるという目標や見本にならないといけない意識が私生活でも生まれてくるのである。試合に勝つための好循環、そして自分たちのやっていることへの誇りが生まれてきた。

ほとんど勝てなかったチームがリーグ戦を3週間後に控えて短期的に伸ばすために行った練習メニューは以下の通りである。

これまで1勝もできなかったチームが同じリーグのチームに勝てるようになったのは、いくつかのポイントに絞ったからである。その練習メニューを紹介する。

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