7年間

※be thereツアーのネタバレを一部含みます。

2016.08.07-2023.04.02

空白の7年弱。BUMPのLIVEから離れていた期間だ。高校の頃まではめちゃくちゃBUMPを聞いていた。離れた理由は特にないけど単純に聞かなくなってしまっていた。

2016年はBFLYの日産とロッキンでBUMPを見た。BFLYは人生初BUMPで特別な日だった。PIXMOBのLIVEは初めてだったし、あの日のダンデライオンは本当に感動した。会場一面にタンポポの花が咲いた光景は忘れられない。

ロッキンもさらに特別なLIVEだった。自分が生まれ育った地"茨城"のあんなに大きなGRASS STAGEでBUMP OF CHICKENが音を鳴らしているという事実が誇らしかった。地元の友達もたくさん来てて同じ時間を過ごせたのが幸せだった。アンコールの天体観測が終わった後に打ち上がった花火があまりにも綺麗だった。

こう思い出すと、この2本でBUMPにものすごく満足してしまったのかもしれない。これを超えるようなLIVEを自分の中で想像できなくてその思い出を上書きしたくないという気持ちが心のどこかにあった。

そして今回のツアー。最初は行く予定はなかったけど割と近場に来ることを知り、長野のトレードを申し込んだ。3週間くらい経って当選の知らせ。aurora arkのアルバムも今回初めてちゃんと聞いた。なんで今まで聞いてなかったんだろう?と思うくらい良いアルバムだった。BFLYより後の曲は全く聞いておらずもったいないことをしたなと思った。

LIVE当日を迎える。7年ぶりに箱からニコルを引っ張り出し長野へ向かった。善光寺に行き、色々観光したあとにビッグハットに着いた。道中何人もBUMPファンを見かけ、ニコルのぬいぐるみ片手に写真を撮っている人もいた。街中に「BUMPのLIVEへ行く」という同じ目的の人がたくさんいるのが嬉しかった。

ニコルとツアトラ

開場とともに中に入る。席はスタンドの最後列とかなり遠かったが、会場が小さい分そこまで距離を感じなかった。そして定刻過ぎに開演。

2曲目で「ダンデライオン」が演奏された。BFLYの記憶が甦ってきて、あの時見たオレンジの光が今回のオレンジの光と重なって感動した。3曲目で「天体観測」だった。ロッキンのアンコールでやった「天体観測」の記憶が7年経ってやっと更新された。中盤では「透明飛行船」や「魔法の料理〜君から君へ〜」など高校の頃聞いてた曲達が何曲も演奏されて懐かしい気持ちになった。つい先日発表された18祭の「窓の中から」もやってくれた。個人的には本編後半でやった「HAPPY」の時の藤くんの言葉が刺さった。

「お前のBIRTHDAYは俺のHAPPYだ!」
「どうせいつか終わる旅を 僕と一緒に歌おう」

.

何年もろくな誕生日を過ごしてなくて(去年誕生日に事故った)全然HAPPYじゃない。だけど藤くんがそう言うならHAPPY BIRTHDAYで良いのかなと思った。

本編最後は「supernova」だった。会場中に響き渡る大合唱で声出しできる喜びを感じた。アンコールも「supernova」の大合唱で迎えることができて本当に嬉しかった。


アンコールはまさかの「ランプ」。歌い出しで気づいた時鳥肌が止まらなかった。20年以上前の曲だし、今のBUMPで聞けるとは思わなかった。調べたら福岡2日目でしかやってないらしくてだいぶ得した気分でした。次の曲は「ガラスのブルース」。LIVEで聞くのは初めてだった。LIVEだけの歌詞変えめちゃくちゃ良くてビックリした。歌わせるところ完全にうろ覚えだったのは反省()

最後の曲が終わり、藤くんが

「長野には初めて来たけど、みんな俺達の曲を知ってくれていた。一緒に歌ってくれた。俺達の曲が先に君と仲良くなっていた。不思議な気分だけどめちゃくちゃ幸せです。もう1,2曲歌いたいけど声が出ん!それでも聞くか?聞いてくれるか?」

.

と言い、ダブルアンコールまでやってくれた。

選ばれたのは「くだらない唄」。アンコールの選曲20年前では?アカペラ始まりで途中から楽器隊が入ってくるアレンジだった。さすがにやると思わなくて呆然だった。今回のツアーでは初披露らしく7年ぶりのLIVEなのに聞いてしまって良いのか?と思った。

7年ぶりのBUMPのLIVEは色々なことを思い出すLIVEになった。7年前に止まってた自分の中のBUMPがまた動き始めた気がした。aurora arkの曲達やそれよりも新しい曲にも触れて今のBUMPも聞いていこうと思った。次のツアーがあったら足を運ぼう。

終演後

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