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趣深い日本の色彩 #20 常盤色

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。
今日は常緑樹を表す深い緑のお話。

常盤の意味、力強い色

常盤ときわは、比較的よく聞く単語だと思います。
女優さんにもいらっしゃいますよね。

言葉の意味としては、「常に変わらない、永久不変であること」。
それに一年を通して緑に茂る常緑樹の葉の色が当てられています。

常盤色は、茶色を少し含んだような落ち着いた緑。
樹木の生命力が感じられて、力強い印象があります。

お祝い事や景観造りにも

その意味合いから、お祝い事でもよく登場しますね。
門松の「松」も常緑樹ですし、松・竹・梅のセットで使われる時は、一番上の位に位置していたり。

あとは庭園にもよく使われてますよね。
美しい景観造りに一役買っています。

特別だけど、生活の中に根付いている。
そんな色彩だと思います。

お正月飾りにはたくさん使われているので、
周りを見渡してみると、常盤色が様々な場所で発見できるかもしれませんね。

短いですが、明日自宅に戻るので今日はここまで。

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