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色で扱う金・銀
こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。
今日は金銀に関するお話。
金と銀
デザインにおいて、高級感を出したい時に「金・銀」を使うことがあります。
金は高級で煌びやかな印象を、銀は品良く輝く印象を与えます。
太陽と月のようなイメージを与える事もありますね。
印刷では
箔押しという方法で、金箔・銀箔を圧着し、紙にリアルな金・銀を施すことができます。
他にも特色で、金・銀のインクもあります。
多少費用はかかりますが、ポイントで使うことで強く印象付けるデザインが可能ですね。
Webでは
Webでは、光沢による効果が出せないので、金や銀に見せかけた表現が必要になります。
これを|似非金《えせきん》・|似非銀《えせぎん》と言います。
印刷でも、コストを抑えて近い効果を出したい時に使えますね。
3つの方法
金・銀を表現するには3つの方法があります。
1. 単色での表現
金はイエローオレンジ~黄色の少し鈍い色、銀はグレースケールから選ぶことで表現できます。
背景色がグラデーションだったり、柄が強い場合は、金・銀は単色で表現するとまとまった印象にできます。
地色が薄ければやや濃い目に、地色が濃ければやや薄めにすると、埋もれず目立ち過ぎない風合いにできます。
意図しなくても、対比で勝手にいい感じになる場合もあります。
ただ面積が広い時にはベタっとした印象になるので、その場合は他の表現を使います。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/70861596/picture_pc_ebe57a4f60bd5f620f1e33f02e8a9c67.gif?width=1200)
2. グラデーションでの表現
この表現方法が一般的。
細かなグラデーションを指定して、光沢感を表現します。
グラデーション位置を近づけて、切り返しのような表現を入れると、よりリアルな感じにする事もできます。
その際は、光源の位置なども考慮すると良いですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1643291849474-QXcO036ry9.jpg?width=1200)
3. アニメーションを加える
これはWeb限定ですが、何らかのアニメーションを加えて、きらめきを表現するという手法もあります。
GIFアニメにしたり、CSSやcanvasタグを使ったコード的な表現などやり方は様々ですが、ただの配色だけに留まらない効果を生み出せます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/70861014/picture_pc_eaff8f9ecbd55ea9911a710425592e4e.gif?width=1200)
金・銀を上手に扱うと、キャンペーンから高級志向のものまで、幅広く活用できます。
手法を活用して、ピッタリあったものを使って、デザインに豪華さを加えてみてください。
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