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趣深い日本の色彩 #11 黄金色
こんばんは。グラフィックデザイナーカラリストの藤田です。
今日は「黄金色」という色をご紹介。
秋の収穫を表す色彩
黄金色と書いて「こがねいろ」と読みます。
実った稲穂が黄色く輝く様を表した色名です。
「おうごん」ではなく「こがね」と読む響きも良いですね。
黄金色は秋の実り、収穫を象徴するのような色彩です。
金色との違い
金属のGoldを表す色名として「金色(きんいろ、こんじき)」が別にあります。
金色と黄金色の違いは、金という意味においては、ほぼ同じものです。
先ほど言ったように黄金は「実り」を表します。
昔は「年貢米」としてお米を納めていたことから、稲穂=お金という扱いもありました。
実際の貨幣ではないけれど、同じだけの価値があるものとして、金色ではなく黄金色という名がついたという考え方もあります。
情景が浮かぶ美しい色
「黄金色の穂先が揺れる」という言葉だけで、風に吹かれてたなびく田んぼの情景が浮かびます。
詳しく言わなくても、季節や状態、情景が分かる色彩というのが素敵だなと思います。
秋を表す色のご紹介でした。
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