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夏休みが始まった

2022.7.22【121限目】

昨年の夏休みは、東京オリンピックの始まりとほぼ同じだったので、夏休みはオリンピック一色で、いつもの夏休みとは違った経験をしたと思います。初めて観戦したスポーツもありました。選手からパワーをもらいました。

今年はコロナ禍で過ごす3回目の夏休みです。子どもたちには、コロナと上手く付き合いながら、充実した夏休みを送って欲しいです。夏休みは自由な時間がたくさんあります。


充実した夏休み

子どもたちは、夏休みが終わって学校へ戻ってくると、ずいぶん逞しく成長したなあと思う事が多いです。

学校生活の中で、教科の授業は教師の指導の下、子どもたちは学習しています。教師の指示に従う場面も多くあります。子どもたちはいろいろな教えや指導を受けて育っていきます。

子どもは、小さい時は、大人に指示されたり、保護されたりしながら生活していきますが、ある時期からは、自分で考え行動する事ができるようになり、だんだん自律していきます。

夏休みはゆっくり家族で過ごしたり、計画を立てて生活したり、好きなことに熱中したり、家の仕事を手伝って家族の一員として働いたり、妹や弟の世話をしたり、それらを続けることが出来るなど、充実した日を過ごすことが出来ます。

また、一生懸命したけれど、結果は良くなかったということもありますが、それもいい経験です。そんないろいろな生活を通して、子供が逞しくなっていくのも、夏休みです。

夏休みの終わりに、頑張ったことを周囲の人に認めてもらう事が出来れば、それがまた2学期へのやる気に繋がって行くはずです。子どもたちは、夏休みに沢山の経験をして成長していきます。夏休みの過ごし方は大切です。


読書のすすめ

小学校には、図書の時間があります。図書館の本は種類別に分けられていて、どの棚にどんな本があるかなどのお話しを聞いて、9類の物語や絵本の紹介をしてもらい、読み聞かせをしてもらいます。

本に興味を持ち、本を好きになって欲しい、本と友達になって欲しいという気持ちで図書の授業をします。

子どもたちは読み聞かせをしてもらっている時は、嬉しそうな顔をして聞いています。お話を聞くことが大好きです。読み聞かせが終ると、好きな本を棚から選んできて静かに読み始めます。

夏休みも学校と同じように、お家の人が読み聞かせをしたり、感染対策をして図書館を有効利用して、お子さんの興味のあるジャンルから自由に本を選んだりして、生活の中に読書をする環境を整えることも大切です。

本を1冊最後まで読み終えた時、褒めてあげると、また次の本を読みたいという気持ちに繋がり、本に興味を持つきっかけになるでしょう。


先生の夏休み

毎日が忙しく、子どもたちの中で沢山の仕事をしている先生方、今日は終業式も終わり、大役を果たしホッとした気持ちでおられるかもしれません。

私は夏休み前が非常に忙しかったのを思い出します。とにかく終業式までには、成績を出し通知表を完成させて、1学期に評価した作品や、道具を持ち帰らせ、夏休みの宿題を準備し、学年通信・学級通信を書き、忘れ物が無いように、やることを箇条書きにして終業式を迎えるという忙しさです。

夏休みに入ると、子どもたちがいない分、少し肩の荷が下りて、精神的にも落ち着いた日々を過ごせます。普段できなかったことや授業研究・学年会・研修等。また趣味などもする余裕も出来てきます。

私の場合、夏休み・冬休み・春休みがあり、それぞれの学期が区切られているので、1年間を通して教師という忙しい仕事が出来たのだと思っています。ずっと同じ忙しい日が1年間続いたら、心も体も持たなかったと思います。

夏休みに入って、子供が帰った教室で、ホッとしておられる先生方、お疲れさまでした。少しの間、ゆっくりしてください。

最近咲き出した季節外れのあじさいとばら


【編集担当より】
もう学校は夏休みですか。1年が過ぎていくのは、早いものですね。子供の頃は、夏休みになるのが待ち遠しかったです。今年の夏は、目いっぱい楽しいことをしましょう。

先生の夏休み前は、通知表を付けたり多忙にされているのですね。7月のこの頃は、一息つけるといったところでしょうか。母親も一息ついていたように思います。

そういえば、高校生の頃の夏の始まりのことを思い出しました。編集担当の誕生日は、夏休みの入った今の時期なのですが、その年は次男がホームステイに行くのもありバタバタしていました。結果、誕生日を家族全員に忘れられるということがありました(笑)

暑い時期なので、皆様ご自愛ください。

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