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連載:浅古泰史・東島雅昌「どうする独裁者」サポート

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経済セミナー連載、浅古泰史・東島雅昌「どうする独裁者 数理・データ分析で考える権威主義」のサポート情報をご提供しています。
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#政治

「力による安定モデル」の民主主義への応用:どうする独裁者 第6話ウェブ付録

「どうする独裁者」の第6話「血塗られた安定」では、Acemoglu et al. (2008) の議論に基づきながら、権威主義下における「力による安定のモデル」を紹介しました。それでは、このモデルで民主主義体制での権力構造の安定性をどのように分析できるでしょうか? この付録で、詳細に見ていきます。 *このウェブ付録のPDF版は【コチラ】からご覧いただけます。 *連載「どうする独裁者」の サポートサイト では、各回の付属情報や分析を再現するためのコード&データを提供中。ぜひ

集合行為問題の数理モデル:どうする独裁者 第5話ウェブ付録

「どうする独裁者」の第5話では、集合行為問題(collective action problem)に言及しました。複数の人間で何かを成し遂げようとすることを、集合行為と言います。反乱や革命を通して政権を転覆させようとする反政府活動も、集合行為の一種と言えます。しかし、多くの人の間で意見や行動を調整することは大変な作業です。目的を成し遂げることが人々にとって最適な帰結であっても、それができないかもしれません。この問題を、集合行為問題と呼びます。第5話2節では、集合行為問題を含め

「どうする独裁者」オンラインサポート開始!:分析コード&データや補足資料を提供します

2023年8・9月号からスタートした『経済セミナー』連載、 10・11月号では、第2回「生存のための忠誠」をお届けしています! 第2回は、政治指導者が政権を維持するために、すなわち「政治的生き残り」のために、フォロワーとどんな関係を築いていくべきか、民主主義・権威主義を統一的に考えることのできる理論(選択民理論;Selectorate Theory)にフォーカス。 理論分析から得られる示唆だけにとどまらず、実際の多国間比較可能なデータを活用した実証分析もご紹介します。

数理とデータで迫る~浅古泰史・東島雅昌「どうする独裁者」スタート!!

『経済セミナー』2023年8・9月号 (→少しだけ立ち読み【リンク】)から、以下の新連載がスタートします! 主にゲーム理論を駆使してさまざまな政治現象などを分析してきた浅古泰史先生と、政治体制などを研究する比較政治学を専門とする東島雅昌先生がタッグを組んでお送りする連載です。 このnoteでは、ざっくりと本連載のねらいや参考情報をご紹介できればと思います! ■ 「どうする独裁者」とは?この連載では、タイトルの通り「独裁者」に着目します。あるストーリーを題材に、 この連