光源氏誕生譚

盛者必衰ーー
その人物のことを考えるたびに浮かぶ言葉だ。
帝の御子として生を受けたものの臣籍降下。
左大臣まで上り詰めたものの、帝を輔弼する地位を目前にして太宰府へ左遷。
従者が謀反に加担したらしい。彼の預かり知らぬことのようだが‥。

彼が太宰府から戻ったのち、再び官位を極めたらどうなっただろう。
ふと頭の中に物語が浮かんだ。
帝の庶子で眉目秀麗で学問も詩文も得意な好青年はどのような人生を歩むのだろうか。
彼のまた別の人生を描こうではないか！

#歴創版日本史ワンドロワンライ · 2020年3月21日。お題：変
安和の変の主人公(?!)源高明について書きました。