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第65回朝日新聞社杯競輪祭(GI)4日目レポート

伊集院静氏の訃報が飛び込んできてびっくりしています。
30年以上も前になりますが、とある雑誌の編集をお願いする(結局はお願いできませんでしたが)とか、全く別な原稿をお願いした事がありまして、個人的なお付き合いは全くありませんでしたが無縁ではなく、お亡くなりになったという事をニュースでみてショックです。
また、競輪祭開催中の事でもあり競輪との縁を感じています。
いまは無き大津びわこ競輪場で開催されていた高松宮杯の関係者用車券売り場で束になった一万円札を穴場に突っ込んでいたのを間近で見て、「うわ!リアル!」と感じたことを思い出しました。当時はまだマークシートもなかった時でしたね。口頭でレースと買い目を伝えていました。
買い目を聞いて、「げ!うそそこいく!」と密かに思ったこともありました。
謹んでお悔やみ申し上げます。

さて、競輪祭4日目はいかがでしたでしょうか?
KEIRIN MAGAZINE二次予選はハイペースなレースの連続になりました。
先行選手同士の意地の張り合い等々、信念や意地が見えるのが競輪の魅力ですよね。車券的にはあ~あ~と思う時もありますが。
また、競輪祭はGPへの出場の切符を手にするところでもありますが、脱落していくところでもあります。
第65回競輪祭の準決勝ではまた新たなドラマが生まれると思います。
是非、そのドラマをリアルタイムで見て感じて欲しいです。

それにしても、準決勝は難しいですね!

では4日目レポートです。

二次予選B

■6レース
●1着の園田匠

園田匠

「車番もよかったし、前から突っ張ろうと思いました。スピードつけて行っちゃうと他が来ちゃうので、一旦スピードを下げてそこからあげました。初日に比べて重かったですね。3車いたおかげですね」
●2着の北津留翼
「翼は自分の持ち味をわかって駆けてくれるし、何よりも(井上)昌己さんが番手をまわしてくれたことが大きいです。前検日に翼に見てもらった自転車で、今日は気持ちよく走れました。やっぱり地元の声援には応えたかったのでよかったです!」

■7レース
●1着の太田海也

太田海也

「自分がやりやすいのは後ろ中団だので、そこからの組み立てになりました。前に出るまではスムーズだったんですけど、森田選手が来たので慌てて踏みました。そこからは自分の力を出し切りました。後ろはどうなっているのかわかんあかったです。脚力は問題ないけど、もっともっと気合を入れて走りたいと思います」
●2着の森田優弥
「(清水裕友さんのところにいくのは)全く考えてなかったけど、太田君も流していて(伊藤)颯馬が来そうな予感がしたのでかぶる前に仕掛けようと思って。でも、力不足で叩けなかったので、ああゆう形になりました」

■8レース
●1着の守澤太志

守澤太志

「菅田(壱道)君も一車でも前にいってくれました。最終ホームで下がっちゃったので、そこはシビアに前に行かせてもらいました。大森(慶一)さんを連れていけなかったのが残念。山崎君が来るだろうなって思っていたんですけど、見る余裕はなかったので音で判断して、踏みました。とりあえず町田(大我)君を乗り越えて、あとは合ったところで勝負という感じですけど、山崎君が早くて合わなかったですね。いったん捲りにいったわりには脚に余裕がありました。感触はいいと思うけど、4着4着だったので、今日は車券に貢献できてよかったです」
●2着の山崎賢人
「僕は前の踏み合いに参加していなかったので、脚はたまっていました。行くところが登りだったんでそこは修正していきたいと思います。けど、初速はよかったですね。守澤さんにけっこう張られて前に踏まれたのできつかったですね。ラインできていたのに捲りだったのは反省ですけど、自分の出来はいいと思います。初日は重かったけど、段々とよくなっていると思います」

二次予選A

■9レース
●1着の南修二

南修二

「スピードを活かしたレースをしてくれました。あとはワンツーを決めるだけだと思って、最後なんとか抜けてよかったです」
●2着の寺崎浩平
「脚もすごくか使ったし、出切ればあとは修二さんがなんとかしてくれると思ってました。僕ははりが筋肉にちょっとハリある方がいいので、身体は徐々によくあんっていくと思います。競輪祭はあんまり相性がよくなくて、一次予選で負けてばかりなので、今回は相性の悪さを払拭できそうです」
●3着の久保田泰弘
「作戦は決めずに流れで考えようと思って、残り2周で寺崎さんのとこからいこうとと思いました。(勝ち上がれたし)サイコーです!」
●4着の長島大介
「あの位置を取るのに脚を90%使いましたね。追いすがったけど前には届きませんでした」

■10レース
●1着の松谷秀幸

松谷秀幸

「もう北井と中野がもがき合うのは目に見えていたので、2周からのもがき合いを覚悟してました。北井が強かったです。北井が行くなら僕のとこに渡部君とか成田さんが来るだろうなって想定していましたが、僕のところじゃなくて小原(太樹)が絡まれちゃて、ラインで決められませんでした。ここに来る前の練習でついていけなかったんですけど、迷惑かけないようにと思ってました
●2着の北井佑季
「もう行くって決めたタイミングで出切れるように踏もうと思っていました。中野君は強いけど、自分も神奈川の先輩2人ついてくれたので、しっかり出切ろうと思いました。もう全力でしたね。結果2着なので踏み切れてはないと思うんですけど、最低限、松谷さんとワンツー決められてよかったです。準決勝は今日以上のメンバーになると思うので、今日以上の気持ちで挑みたいと思います」
●3着の渡部幸訓
「結果、初手の並びが自分たちにとってよくなかったというか、慎詞が2回突っ張る形になったのできつくなりました。(中野)慎詞も一生懸命に踏んでくれたけど、北井も調子いいですし、いいスピードで来ました。番手を捌ければよかったけど、タイミング的に合わずに3番手を捌いて慎詞をむかい入れた形ですね。慎詞は自分が勝てるように踏んでくれれば、自分も成田さんも空いているコースに突っ込む準備はしていたと思うので。でも、結果的に慎詞が3コーナーから行って合わされてしまったので、申し訳ないけど自分も踏ませてもらいました。最後は力を振り絞りました」
●4着の成田和也
「何回VTR見ても微妙な感じだったんで、ちょっと最後はハンドル投げたのが遅かったのかなと思ったけど、4着で勝ち上がれてよかったです」

■11レース
●1着の岩本俊介

岩本俊介

「取鳥のダッシュがすごくて、さすがでしたね。松井が突っ張ってくれたおかげで、ちょっと余裕ができたので、ちょっと振って、ちょっと最後も余裕がありました」
●2着の松井宏佑
「モニターを見て、取鳥さんが来るところは確認していました。最後まで踏み切れましたね。一次予選がきつくて、まだ脚の疲れはあるんですけど、ケアしていきたいです。調子はいいですね」
●3着の簗田一輝
「松井さんがすごく強くて突っ張って、僕は岩津さんに入られてしまったんで、なんとか取り返さなきゃと思っていきました」
●4着の岩津裕介
「坂井(洋)君のスピードがよくて、(取鳥)雄吾は引くしかなくて、でも、ちょっと遅くて、松井君が先行のスイッチが入り切ってしまう前に行きたかったですね。松井君がすごく気合い入っていて、レース後も吠えてましたね(笑)」

■12レース ダイヤモンドレース



●1着の新田祐大

新田祐大

「シビレましたね。スタートでだいぶ脚を削られたのもあるんですけど、もう1回スタンディングしているような感じで、そこから彼はどんどん加速していくタイプだから新山(響平)の後ろついて楽だなってのは1ミリもなくて、本当に乳酸で脚がシビれるというシビレ方をしました。脇本が見えた時はサポートしたいと気持ちでいました。そこから松浦が車間を空けているのも見てたのでやっぱり来ましたね。少しでもサポートと思って、車間を切って、詰めていって斜めに走ればと思ったけど松浦のスピードがよくて、しょうがなく前に踏んだら新山が加速したのでいけるかと思ったんですけど、あとから聞いたらけっこういっぱいいっぱいだったそうです。今日は本当に刺激の入る番手でしたね。準決勝も守澤としっかり頑張りたいです」
●2着の松浦悠士
「佐藤(慎太郎)さんがちょっと口が空いたんですけど、僕としては助かりました。新山君のダッシュがすごくて、佐藤さんの分、自分がちょっと楽に追走できたかなと思います。そこまで脚はたまらなかったけど、2コーナーくらいでつまったので仕掛けたけどって感じでしたね。ホームで詰まりすぎたんでそこを詰め過ぎずにいい間合いで1センターくらいで詰めて捲りみたいなイメージはしてたんですけど、ちょっと新山君のダッシュがすごすぎてスムーズに行けなかったですね。
準決勝は、太田海也君は日本一強いと僕は思っているので、しっかり集中してついていって、海也がいい仕掛けをしてくれたら2人で勝ち上がれるかなと思います」
●3着の古性優作
「(もがき合いの時は)慎太郎のとこが空いているので、そこまで頑張れって思って見せました。でも、ムリだったので、一番近い深谷(知広)さんのとこをきめて、迎え入れたかったんですけど、自分が取り切るのに時間がかかったというか、脇本(雄太)さんとタイミングが合わなくて難しかったですね。そこからは、しっかり2コーナーから仕掛けようと思ったけど、出力をあげていっているけど、なかなか自転車が出なかったです。バックで出切れるのが理想でしたけどああゆう形になりました。準決勝は寺崎君の後ろで。いつもいいレースをしてくれますし、近畿の頼もしい自力選手なんでしっかり自分は援護できるように頑張りたいです」


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