第37回共同通信社杯優勝は山口拳矢！　競輪史上デビュー後最速GII優勝！

最終バックは新田祐大が優勝か！と思ったのですが、後方から良い勢いで捲り追い込んで来た山口拳矢が新田とバトルを繰り広げ、それを制して伸びて優勝を飾りました。
強かった！
地元の岐阜で優勝するなんて持っているとしか言いようありませんね。
この優勝で賞金を積み重ね、年末のKEIRINグランプリ出場が見えてきました。
この出場が叶うとこれまた史上最速。優勝すれば賞金王も見えてきます。
いくつ史上最速を重ねていくのでしょうか。
この後のレースも注目していきましょう！

《ダッグアウトから》

■12レース　決勝戦
●優勝の山口拳矢

「後ろから踏んでいったら、新田さんは番手から出ていくだろうと思っていたけど、その想定よりも自分に早くチャンスが来たなって感じでした。（新田さんは）牽制になった分、自分の方がちょっと前に出れたので、あとは4コーナーを下ってからの勝負だなと思いました。今の心境はちょっと信じられないですね。（大垣ルーキーチャンピオンレース優勝、10年振りの岐阜ビッグレース優勝と）一発勝負じゃないけど、こういう舞台は強い方かもしれないですね！(笑)　グランプリ権利に向け、いい勝負ができるところまできたので、年末まで気を抜かずにいきたいと思います！」

●2着の平原康多

「こういうのは課題だらけというか、こういうレースになると、考えるのは皆が一緒になっちゃいますね（苦笑）。清水も上手かったですね。自分はあそこは踏んでいた分、反応できませんでした。トータルで力不足ですね。新しい選手が出てくるのはいいと思うし、それが当たり前の世界なんで。自分もそういう選手たちと少しでも長く走れるように努力するだけですね！」

●3着の鈴木裕

「3着は3着だけど、離れてしまったし、申し訳ない気持ちでいっぱいすね」

●4着の新田祐大

「響平が行ってくれて、守澤もきめてくれて、最終ホームで3人出切った時にヨシっと思ったんですけど。1センターくらいで郡司が並走していると思わなくて、合わせられたから、もう前を残せると思ったところがダメでした。2番も来ていたけど、たぶん止まるなと思って、踏みながら振ったんですけど、行かれてしまいましたね。あそこから全開で行ってくれていたし、タレるのはタレるけど、自分がカバーしきれていれば、もっといいレースができたかなと思います。決勝は一番競輪ぽいレースだったかもしれないけど、勝ち星をあげられなかったのは悔しいです」

●5着の守澤太志

「ちょっと離れていたので、（清水は）来るなって思って、そこはしっかり決めてきました。あとは全て新田君に任せてました。（山口が来た時に）新田君が出て行くと思って、内を空けてしまったのでそこがミスでしたね。締めておけばよかった…。山口君も一瞬で行くスピードではなかったので、新田なら合わせてくれるかなと思ったけど、響平もまぁまぁ掛かっていたし、新田君も●●る感じで行っていたので、仕方がないですね。11月は走れるので、またしっかり練習して頑張ります」

●6着の杉森輝大

「上手く走れない部分はあったけど、いい経験になりました。今度また機会があったら自分が前でって言えるようになりたいです。若手も出てきて後ろをまわることも増えたけど、自分でも動けるように準備してやっていけたらと思います」

●7着の清水裕友

「（番手を狙いにいったけど）力及ばずでしたね。また次頑張ります」

●8着の郡司浩平

「とりあえず出て、あとはそこから考えるっていう感じでした。飛びつく感じで踏んだけど、そういうスピード域ではなかったです。内外線間を守って飛びつく脚はないので、膨らみながら、上手く蛇行しながらと思ったんですけどね。ホームでは内をしゃくられて難しくなりました。やりたいことはレースでやったけど、今日は脚を使って終わってしまったんですけど、そこからどう立て直すかというか、練習とか組み立てを考えていかないといけないかなと思います」

●9着の新山響平

「思い通りの展開でした。あの位置からずっと踏んでいくのはムリだし、ちょっとペースに入れたけど、それが中途半端なペースになってしまってタレてしまい、新田さんに迷惑をかけてしまいました。もつ距離だったけど、セッティングを直して最後までもつようにって思ったけど、逆にそれが引っかかっちゃいましたね。この経験を活かして、また練習して、頑張ります！」

番外編

優勝インタビューは何と父である山口幸二氏でした。

インタビューがじんわりきましたね。少しウルウルしていた(と感じました)幸二氏の質問が近年になく良かったです。