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第65回朝日新聞社杯競輪祭(GI)・第1回競輪祭女子王座戦(GI) 2日目レポート

競輪祭も女子王座戦もレースが面白かったですね。
競輪祭では先行逃げ切りが決まって、流石、風がないバンクと思いましたし、女子王座戦はもうUCI準拠ルールのレースなんかやめてしまえ! と思うぐらい激しいレースが続いていました。マーク戦となって競るのは良いですが落ちないでね! 本日は誰も落車はありませんでしたけど。
なわけで、男子はスピードバトル、女子はマークバトルが見どころでしたね。

また毎レース、ドラマが生まれるのですが、特に女子王座戦準決勝11レースはまさにドラマ。なんと初日圧勝の太田りゆが4着になってしまうという大波乱がおきました。
12レースで佐藤水菜か坂口楓華が4着になると、敗退となってしまう結果に。
そして迎えた12レースは、佐藤がなんとか捲り切って1着、2着坂口で、太田は決勝進出となりました。いや、本人はドキドキの時間を過ごしていたでしょう。
他人に運命を任せることはままあることですが、勝負事ではさすがに自分で決着つけたいでしょうね。良い方に目が出たと思うので、この運に乗るかどうかは明日の決勝戦までに決めて是非ドーンと投票ください!


太田りゆ


男子の競輪祭は明日の一次予選2の結果次第で、ダイヤモンドレースになるか、二次予選Aになるか、二次予選Bもしくは敗退が決まります。
ボーダーの選手はこれまたドキドキな時間となるでしょう。
運命の3日目を存分に楽しみましょう!


新山響平の200勝ゴール

女子王座戦

■1レース
●1着の尾方真生

「今回は逃げて頑張ろうと思っていたけど、今日は奥井(迪)さんも行ったし、自分は行けるところからと切り替えました。落ち着いてレースも見えていましたね。初日がよくないので、しっかり練習していきたいと思います」
●2着の太田美穂
「尾方さんか奥井さんの後ろじゃないなら自分で動くつもりもあったし、マーク屋みたいな話をしているけど、今の脚はそのぐらいかなと思っています。奥井さんは素晴らしいかかりだったし、マークするの初めてで緊張しました。奥井さんは憧れの選手だし、着いてみて感じるものはありました。本当は準決勝に乗りたかったけど、収穫もありました。少しでも脚を戻すために、すごいメンバーですけど、頑張りたいと思います」

■2レース
●1着の山原さくら

山原さくら

「前2人が行く選手なんでついてもいいかなと思ったけど、児玉さんがカマすだろうと思って、児玉さんに行かれるときついし、早めに自分で行こうと思いました。このメンバーで逃げ切れたのは自信につながりますね」
●2着の児玉碧衣
「もうちょっとバックで我慢できればよかったんですけど、弱いですね。いつもの捲りの鋭さがなくて、モタモタしている感じですね。自分はレース間が空くとよくないということがわかりました」

競輪祭

一次予選1

■3レース
●1着の北津留翼

北津留翼

「1月に小倉を走った時より重そうで、けっこう先行した選手が残っていなかったので、今日は賭けでした。展開とラインの厚みのおかげですね。声援が多くて緊張しましたけど、結果決まってよかったです」
●2着の小倉竜二
「翼が上手く誘導を使っていってくれました。ずっとかかっていて、ゴールまでかかっていましたね。」
●3着の久保田泰弘
「離れないようにだけしっかりついていきました。もっと緊張するかと思ったら意外と普通ですね」

■4レース
●1着の眞杉匠

眞杉匠

「今日は失敗しないように行こうと思ってました。全員が脚を使っての中行けたのはよかったと思います。あれなら渡邉(一成)さんもそうすぐには来られないですからね。調子がすごくいい時に近くなったけど、まだ改良の余地がありますね」
●2着の松谷秀幸
「眞杉があの前中団が欲しいということだったので、スタート集中して、あの位置を取りました。伊藤は駆けるだろうし、僕は中本(匠栄)に牽制されるだろうから、そこは越えなきゃって思ってました。眞杉が行く気でいてくれたことが嬉しいですね」
●3着の伊藤颯馬
「6番が空いてたらそこって思ったけど、内に行っちゃいましたね。外に(取鳥)雄吾さんもいたし、そこを考えていたわけではないけど、内が空いたんで行っちゃいました」

■5レース
●1着の寺崎浩平

寺崎浩平

「町田と野口(裕史)さんがやり合うだろうなって思って、弛んだタイミングだけ逃さないように行きました。走ってみて重い感じがしたので、ちょっと修正していきたいと思います」
●2着の山田英明
「町田(大我)のいいところを出したレースをしてくれました。ちょっと寺崎のスピードがちがったので、シビアに行かせてもらいました。大塚さんもついていたし、あれだけ行ってもらって、結果を出すことが町田への恩返しかなと思っています」

■6レース
●1着の荒井崇博

荒井崇博

「前抜けているし感じは悪くないと思います。太田はかかっていたし、強かったですね。1番人気は抜いてない方だったんで申し訳ないですね(笑)」
●2着の太田海也
「1日空くのは初めてで、メンバーを知って休みはプレッシャーもあって、気の休まらない1日でした。でも、レースは自分の思った通りに走れて、自信につながるレースでしたね」
●3着の森田優弥
「先輩のおかげで前を取れました。叩ければよかったけどビビっちゃって、ちょっと後ろに迷惑をかけちゃいましたね。ムチャクチャかかっていたし、ずっと見られていたので行けませんでした」

一次予選2

■7レース
●1着の新山響平

新山響平

「打鐘で少しやらかしたのも和田さんがフォローしてもらって、スタートも和田さんが取ってくれたおかげです。あんまりああやってあげることがなかったので、ちょっとふわついていたというか、そこは反省して次に活かしたいと思います。200勝は、たかが200勝というかもっとすごい人がいっぱいいるし、300勝を一つの節目だと思っているので、300勝を目標に頑張りたいと思います」
●2着の和田健太郎
「前受けするかどうかで作戦が変わってくるので、スタートは集中して取りにいきました。目標が良すぎて(苦笑)、グランプリがかかっているような選手が連日前なんで、僕の方が緊張しちゃいます。明日は休みなんで、身体のケアや物思いにふけたいと思います」
●3着の長島大介
「あの3番手を取ろうと思っていたので、最低限の位置は確保できたのでよかったと思います」

■8レース
●1着の古性優作

古性優作

「昨日、先輩に乗り方についてアドバイスをもらって乗って、また明日も確認したいと思います。自分のタイミングで行ったけど、行く前の間合いが上手く取れて、モコモコしました。初日よりは身体は軽かったですね。6日制の5走なんで、体力を温存したいと思います」
●2着の中野慎詞
「プラン通りに走れたました。なかなか並走を抜け出せなかったけど、負けなかったのでよかったです。レースも思い通りだし、脚もよかったですね」
●3着の南修二
「自分の感触は悪くないんですけど、脚力差を感じますね。明日の休みは回復につとめます」

■9レース
●1着の松井宏佑

松井宏佑

「谷口(遼平)さんにけっこう抵抗されましたね。きつかったです。最後踏み切れたし、よかったです。初日は上手く走れなかったけど、今日は思った通りに走れてよかったですね」
●2着の佐藤慎太郎

佐藤慎太郎

「(内に谷口がいて)惑わされました。松井の行く気がありましたね。振ったけど、自分のイメージと自転車の動きがちがいましたね。明日の1日休みはデカい!!! ラッキー!!」
●3着の和田圭
「自分の役割だったので、他の選手が入ってこないようにしてました。昨日1着だったし、落ち着いて最後も見えてましたね」

■10レース
●1着の脇本雄太

脇本雄太

「一回は自分でフェイントじゃないけど行く雰囲気を出したけど、それに引っかからなかったので打鐘で3コーナーで踏んだけどきれいに合わされたので、そこはしっかり頭を切り替えて捲りに構えようと思いました。多少は迷いがある中での捲りだったので、修正はしていきたいと思います。ダイアモンドレースに乗れたのはホッとしました。明日休んで、ダイヤモンド頑張ります」
●2着の伊藤旭
「小原(佑太)さんが行くところをついていってと思ったけど行けなくて、脇本さんから坂口(晃輔)が離れるところを狙いました。(着いていって)脇本さんはバケモンですね!(笑)」
●3着の松本貴治
「今日は前取って流れ見てでした。ある程度は踏んでないとどうにもならないので打鐘で踏んでいました。後ろで桑原(大志)さんが捌いてくれたし、小原の後ろにハマれましたね」

女子王座戦

準決勝

■11レース
●1着の梅川風子

梅川風子

「ただ車を下げるよりは少しでも前にと思ってました。気持ちが大事だってわかったし、チャンスをしっかり逃さないようにでしたね。明日も諦めないように、無駄なく仕掛けたいと思います」

●2着の尾崎睦

尾崎睦

「前の方と思っていたので、けっこういい位置が取れました。今日は気持ちの大きさが大事だと確認しました。前が皆ナショナルチームだったのでスピードがすごかったですね。最後は思い切って行けました。自力で勝ち上がれたことは嬉しいです」

●3着の吉川美穂

吉川美穂

「運よく風子さんが来てくれたので、それについていくしかないと思いました。あわよくば差せればよかったけど、接触もあったし、でも3着でしっかり決勝に入って決勝にいけてよかったです」

●4着で勝ち上がった太田りゆ

太田りゆ

「今日は位置にこだわったレースをしたいと思ったんですけど、誰も来なかったですね。やりたいのは1車行かせて、番手から自分のレースをしたかったんです。4着までは入れれば、明日につながるかもと思って最後まであきらめずに踏みました。決勝も自分に自信を持って走りたいですね」

■12レース
●1着の佐藤水菜

佐藤水菜

「結局6番手になっちゃったけど、行くところで行けたのでよかったです。あんまり車の進みはよくなかったけど、決勝はもうやれることをやるしかないなって思っています」

●2着の坂口楓華

坂口楓華

「年々強くなることを目標にやっているので、昨年よりも強くなっているし、しっかり自信持って走りたいです。タイトルを獲ることを目標にやっているので、チャンスがあるならもらおうという気持ちで頑張ります」

●3着の柳原真緒

柳原真緒

「坂口さんがすごくいいタイミングで行ったのでついていきました。昨日より脚はいいけど、気持ち的なもので車間を空けれなくて抜けませんでした。今回、決勝まで行かないとグランプリを目指すこともできなかったので、決勝に乗れたのはよかったです。自力は出せてないし、決勝は集中して自信をもって臨まないといけないですね」

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