見出し画像

第38回共同通信社杯(GII)二日目レポート 敵は真後ろにあり!

二日目の振り返り
まず中野慎詞の11レース二次予選Aは、強引に中野が先行したのですが、後ろの飯野祐太が離れ、清水がそこに入って万事休す。なんとか準決勝に行って欲しかったのですが…。
そして、12レース。脇本雄太が飛ぶ大波乱がおきました!なかなかやはり勝ち続けるというのは難しいものなのですね。

さて準決勝。
良いメンバーが勝ち上がってきました。
10レース
2中本匠栄-4井上昌己
5郡司浩平-3和田真久留
6島川将貴-8柏野智典
7吉田拓矢-1諸橋愛
9成田和也

11レース
6森田優弥-3平原康多-4神山拓弥
7新田祐大-2守澤太志-8内藤秀久
9太田竜馬-8清水裕友
5南修二

12レース
1古性優作-5浅井康太
3眞杉匠-6坂井洋-8武藤龍生
4小松崎大地-9佐藤慎太郎
7松浦悠士-2小倉竜二

並びはこんな感じです。
10レース、11レースは名うての追い込みタイプが単騎宣言。
何かが起きる予感もあります(笑)

そして、脇本、中野が負けた今、しっかり負け戦で当てましょう!
8レースに中野、9レースに脇本が出場します。
勝つ確率は高そうですよ!

二日目本日の2レース
負け戦だけど掲載!
荒井崇博500勝リーチ!ラインはしっかりしているしこれは500勝達成か!と思ったら。
本日は絶好の番手戦でしたが、敵は真後ろにあり!
3番手からしっかり差した瓜生崇智でした。

観客席から「空気読め~」と歓声が飛んでいましたが、「瓜生ありがとー-」の声も。真剣勝負ですから競輪は。
荒井がインタビューを受けている横で見ている瓜生の表情が…


■2レース

伊藤颯馬の先行の番手荒井崇博、3番手瓜生崇智
差して1着瓜生崇智、2着荒井崇博


●2着で500勝達成ならずの荒井崇博

「瓜生に稽古つけてやったのにね。最後、どれだけ来るかって身構えていたけど、敵は真後ろにおった(笑)」
●荒井を交わして1着の瓜生崇智

140勝目の瓜生

「空気読めなくてごめんなさい(苦笑)。(伊藤)颯馬のダッシュがすごくて打鐘で僕も荒井さんもちょっと離れたけど、踏み出しがきつくて、颯馬が強かったです。次に地元の記念もあるし、しっかり練習してきたんですけど、初日に連携離れて大敗したのがすごい悔しくて、でも、脚の状態は悪くないと思います」

二次予選B

■6レース

残り1周
ゴール

●1着の神山拓弥

神山拓弥

「島川君は魅力的な選手なので全て任せてました。ワンツー決まってよかったです」
●2着の島川将貴
「今の出来を考えるとカマスしかないと思っていたので、あれを狙っていました。自分的にはバックで失速した感じなんですけど、カミタクさんが残してくれましたね」
●3着の内藤秀久
「正直めちゃくちゃ前がかかっていましたね。バックで岩本(俊介)が行けるかどうかなって。自分がもうきつかったから、岩本の方が脚があるけど一回動いているし、同じくらいきついのかなとは見ていました。名古屋は相性がいいのか、他のバンクに比べて伸びがいい感じがしますね」


■7レース

先行する中西大


●1着の森田優弥

森田優弥

「誘導の後ろに入れたのが大きかったと思います。位置争いは譲れないところだったけど、打鐘のところで一瞬迷いが出て、その時に中西(大)さんに来られました。先に新山(響平)さんより仕掛けられれば、関東どっちかで決まると思ったので。身体の感じも軽いし、あと2日頑張りたいですね」
●2着の和田真久留
「1番だったしどこでもよかったんですけど、まずは森田の動きを見てから、動こうと思ってました。大川(龍二)さんも来たので、自分の位置を確保するのに1センターくらいまでは活路を開けなかったですね。龍生がきつそうだったので村田(雅一)さんに一発もらうかと思ったのでちょっと引いていたんですけど、そのままついていって捲り追い込めばよかったです」
●3着の武藤龍生
「森田はヨコもできるし、何でもできるので頼もしいですね。森田の加速がすごくてちょっと口が空いちゃって、迷惑かけてしまいました。関東には先行選手が多いですけど、森田には森田らしく強くなって欲しいと思っています。昨日は絶望的に脚がカチコチだったんですけど、懸命にケアしたらよくなったので最終日に向けてよくなっていくんじゃないかと思います」


■8レース

残り1周3番小松崎大地


●1着の小松崎大地

小松崎大地

「(高橋)晋也に全て任せていました。流れはすっごくいい形になったと思います。かかりがよかった分、残るんじゃないかと思って自分が迷ってしまって、そのせいで和田圭に迷惑をかけてしまいましたね」
●2着の南修二
「スタートだけ決めて、あとは稲毛(健太)に任せていました。バックで稲毛がムリヤリ仕掛けてくれたおかげで、自分のコースができました。調子は自分なりにはいいと思います」
●3着の井上昌己
「(北津留)翼が伸びていきませんでしたね。(自分は)内からギリギリなんとか間に合ったという感じです」


■9レース

吉田拓矢の後ろを取り合う長島大介と坂口晃輔
気合が入っている二人
吉田の後ろをキープした長島は前受けしていた中本に粘られる。


●1着の中本匠栄

中本匠栄

「おさえに来るタイミング次第でと思っていたけど、あそこだと引けないので粘らせてもらいました。吉田君がダッシュよかったのできれいに飛びつけなかったんですけど、どうにか飛びつけて、ラインに勝負できる形にはなったと思います。最近は後ろが多かったので、久々に前だったので、昨日は寝られなかったです(苦笑)。今日はゆっくり寝ます」
●2着の吉田拓矢
「この感じだと押し切んなきゃいけないし、力不足ですね。変なペースを入れた分、かかりきらなかったし、セッティングがしっくりいっていかんくて、もどかしい感触ですね」
●3着の小倉竜二
「とりあえず僕の仕事は前を取ってで、あとは中本に任せていました。自転車のセッティングが狂っていたので、もうちょっと微調整していきたいです」

二次予選A

■10レース

残り2周。
先行する眞杉
ゴール

●1着の平原康多

平原康多

「作戦から眞杉の行きたいところから行ってくれと思ってました。残り2周で犬伏(湧也)の落車はわかったので、眞杉は走りやすくなっったかなと思います。前回の岐阜よりも眞杉はいい感じがしますね」
●2着の眞杉匠
「フタをしていくところまでは予定通りでした(落車は)真横で見えていたし、落ち着いて走りました。あとは自分の距離まで引っ張って、その前で来たら全開で突っ張ると思っていたし、残り1周で行こうと思いました。昨日よりも調子は上向いていますね。名古屋は走りやすいイメージありますね」
●3着の新田祐大
「落ち着いて状況は見えていたので、自分のタイミングが来たら行こうと思っていました。結果1着じゃないけど、今まで名古屋を走った経験が活きたレースだったと思います」


■11レース

強引に先行する中野慎詞。後ろは千切れてしまい、そこに清水裕友がはまる。
ゴール


●1着の松浦悠士

松浦悠士

「あの展開になったなら、(清水)裕友の方がダッシュあるし、この並びで正解でしたね。打鐘3コーナーで番手を取り切って、裕友の射程距離だと思ってヨシって思ったけど、ぱって後ろ見たらすぐ後ろに古性がいたのでヤバいってドキドキしていました(笑)。今日は裕友がいいレースをしてくれたおかげです」
●2着の古性優作
「一番後ろになると思ったら、吸い込まれるように中団取れました。特に作戦は考えておらず、流れの中で動けたと思います。打鐘2センターで接触して重たくなってしまったので、自分で動けなくなってしまいましたね」
●3着の坂井洋
「アンコになっちゃったし、一回落ち着かなきゃいけないと思ってました。ああなったら本当は自分で仕掛けなきゃいけなかったんですけど、車間空けているし、行けなかったですね」
●先行した中野慎詞

中野慎詞

「後ろから吉田(有希)君が出たところを叩くっていう作戦でしたが、自分が上手く仕掛けられなくてラインが千切れてしまったので反省ですね。こういうSSの人たちと走るのはスピードも内容もハイレベルなので、その中で走ったことは経験になるし、自分の弱さもわかったので、それを明日からのレースに活かしていきたいです」


■12レース

残り1周。脇本は後方
郡司が1着

●1着の郡司浩平

郡司浩平

「ちょうど僕が行きたいタイミングで行ったので、それでバックで行けなかったので、最後、成田(和也)さんとゴール勝負できなかったですね。距離的には踏んでいないので内容的にはいまいちですけど、自分の脚に余裕はあったし、昨日よりも軽かったし、自転車の面もかたまってきました」
●2着の太田竜馬
「きついなと思ったけどなんとか行けました。もう一度同じように行けって言われたら出来る気がしないです。ゴール前まではきつかったけど、それまでは踏めているし、いい感じとは思わなかったけど、結果見るといいですね」
●3着の柏野智典
「太田がすごい落ち着いて駆けてくれたので安心してついてました。最後は、浅井(康太)が入ってきていたのは見えたので、抜きにいくよりは割られないことの方を優先していました」


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?