税金費用の計算は積極的に経験すべき
ちょろ助@経理の人です。
今回は、積極的に学ぶといいことあるよ、の論点です。税金費用の計算、計上は早いうちから出来るようになるといいことたくさんです。
よくわからない税金費用
制度会計担当で必ずぶつかる壁は、
税金費用だと思います。
税金費用は、2つで構成されますね
いわゆる、確定申告税額。勘定科目でいう法人税住民税。
それと、税効果会計。法人税等調整額です。
どちらも税務知識が必要となるので難易度が高くなりますが、できるようになるといいことたくさん!
若いうちから絶対に行ったほうがいいです。
メリット1.
税金費用は計算できる人が少ない→転職に有利
経理での転職の際に経験があると有利です。
採用する側としては、税務の知識がある程度あるなと分かるからです。
また、税金費用の計算をするには、会社の決算内容の把握と事業理解が欠かせません。なので、採用する側としては、前職で決算の全体を掴む様な仕事をしていたし任されてたから、おかしな経理担当ではなかったんだなと安心材料にもなります。誰も興味ないと思いますが、私が面接する時は知識よりもここを評価させていただきます。
もちろん、個別具体的な質問をしないと、正しい実態はつかめませんが。
メリット2.
企画系の仕事がアサインされやすくなる。
例えば組織再編は、会計上の整理をするにしても、税務の知識が必要になります。また、危険や機会(いわゆる、リスク)も税務の方が多いです。
難解な論点の対応には、会社としても、税務に明るい社員に頼りたくなるので、年齢に関わらず重要かつ、経営企画、経営戦略に近い業務を経験できる可能性が高まります。
上記は経理のキャリアを考えると大きなメリットではありませんか?
でも、難しいじゃんと。そうです。難しいから価値があるんです。おすすめの学び方と書籍を紹介です。
学び方1
本を読んで学ぶ。
必ず何冊か書籍から学ぶことをお勧めします。
申告税額のおすすめはまたの機会で、税効果は入り口はこの本がおすすめ!
7つのステップでわかる税効果会計実務入門(改訂版)
学び方2
会社の生資料を見る
税効果会計は適用初度でなければ、過去のエクセルファイルがあると思います。
これで、実務でどう行っているか確認すべし。
法人税申告書も同じく確認しましょう。
うちの会社ってどんな税務調整があるのか?みたいなところを確認してきます。
ここで、理論と実践をつなげていきます。
学び方3
実践して痛い目に遭う
ここ超重要です。絶対に自分で行ってみましょう。
申告書を作って、繰延税金資産を計算することです。
普通の人は必ず間違えると思います。ご参考までに私の初打席は税効果で300百万円のミス。運悪く監査法人の指摘までそのまま、行ってしまい、経営から大目玉をくらいました。
ちなみに、申告書は先輩から50枚くらい怒りのコメントが書かれた付箋をまとって帰ってきました。
最後の付箋には、「どこの会社の決算?」と書かれてました。怖いよー。
結果、怒られたくない一心で今は毎回大事故なく締めれるくらいにはなれました。笑
痛い目に遭うと、勉強もチェックも必死になりますので良い薬になります。
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