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誰も教えてくれない経理の実態

Twitter炎上案件

Twitterで私が投げかけた問いかけ「一般企業経理に日商簿記一級は必要か?」問題について少しお話ししようと思います。
この問いを2日前にTwitterで投げかけたところ15万を越えるインプがありました。
煽り加減の問いかけだったので少し炎上商法気味ではありますが多くの方から反響がありました。
この投稿をした意図はというと、当然のことながら会計士、税理士の勉強をしている人がたくさんいる中で本当にその資格を取れるのは合格率からいっても一握りなのです。さらにこの資格を取るのは日本の国家資格の中でも司法試験に次ぐ難易度と言われています。
つまり、勉強していてもほとんどの人は夢破れるというわけです。
会計士、税理士を目指す道のりの途中で日商簿記一級を取ると言うことは力試しの意味でも何も無駄な労力ではないと思います。ただし、前述したようにほとんどの人はなれません。そうなると一般企業の経理の道に進むか会計とは違う道に進むしかありません。こうなると会計士になる地頭がない、努力ができない人が日商簿記一級を勉強することは現実問題食えないミュージシャンと大差ない努力をしているに近いことになります。
確率的に全然違うだろと思われるかもしれませんがイメージはそんな感じです。
で、あれば違う道に進んだ時には他にどんなスキルが必要になるかと言う事を考えないといけません。私は上場企業で管理職として経理財務をしていますが日商簿記一級で知識が豊富にあっても対人コミュニケーションに難があったり、エクセルスキルが乏しい人は実務では作業者のままで終わりだと思っています。もちろん簿記一級に相当する知識を実務で使うこともあるのですが、知識というのは使わないと忘れるものです。であればその企業にコミットした会計処理を一つずつピンポイントで深く抑えるべきなのです。
簿記一級相当の知識を網羅する時間とお金が勿体ないと思います。
簿記二級の知識を実務で活かしつつ足りない部分をピンポイントで肉付けしていく事が合理的であり、成長します。これは間違いありません。自分は簿記二級相当の知識しかないからとネガティブなメンタルの弱い人はダメですが…。
逆に言えば簿記二級相当の知識しかなくとも実務で成長し、対人スキルを磨き、IT知識も身につけ、会計関連のシステムを導入するときに他部署やクライアントと折衝を上手くやれる人間は簿記一級を持っている人間にも勝てます。
少し長くなりましたが言いたかったのはこのような事です。
是非経理経験のない方、簿記一級の勉強をされている方等はご参考まで。

サポートしたい人はすればええやん。してくれた人だけ大事にします。