“ 自分の人生理念をつくる “ 24卒内定者研修振り返り(前編)
KEIPEにとって3年目の内定者研修。
今年は初めての試みで、新卒1年目の社員3名がすべてを企画・実行。内定者の2人に「自分の人生理念を見つけてもらう」というテーマで取り組んだ2日間でした。会場は例年通り、おびなの森のキャンプ場。
開催から1ヶ月経ち、あらためて代表の赤池と新卒1年目の岡田くんに対談形式で振り返ってもらいます。聞き手はKEIPEのゆる広報。内定者研修には参加していないので、新鮮な目線でお話を聞いていきます。人に本気で向き合う、KEIPEの雰囲気を感じてただけたら嬉しいです。
ー 自分に向き合う2日間
■ 24卒の内定者研修について、結構経ちましたがどんな研修だったでしょうか。まずは、ざっくばらんに、どうぞ!笑
岡田広夢(以下広夢):笑
うーんと、、、まずは、去年自分が受けた身として、内定者研修って聞いた時にやっぱりこうビジネスマナーや専門スキル的なものを教わるんだろうなっていう予想があった中で、いざ行ってみたら違った。
僕の中でいい意味でのギャップだったんですよ。
赤池侑馬(以下侑馬):うんうん。
広夢:で、入社してからも、あ、やっぱりKEIPEが大事にしているのってスキルじゃない。ひとりの人間の成長を重んじる社風なんだっていうところを改めて再認識したんです。なので、今回も内定者の2人にそのKEIPEの温度感であったりとか、リアル感っていうのは伝えられたらなと思っていました。
侑馬:そうだね。
俺らが本当にずーっと考えてきたことっていうのが、まさにその部分で、まず知識よりも人間を重んじる。会社のために働くんじゃなくて、その人の人生を豊かにするために関わるっていうことをすごい意識しているから、今回もそれがうまく体現できたらいいなと思っていて。
広夢:はい
侑馬:だから、楽しいのも大事だよね。
新卒採用をスタートした1年目の内定者研修は、カリキュラムは結構薄くて、とにかくみんなに歓迎されてる。君が来てくれることが本当に嬉しい。というのを表現する場だった。
それに比べて今年は、すごくコンテンツがしっかりしてたので、また大きな変化かなと感じて。これは広夢たちが、もっとこうしてもらえたらよかったっていう観点で作っていったの?
広夢:うーん、どっちかっていうと、僕らはゼロベースで考えましたね。
受けた研修をどう変えるかではなく、内定者がどうなって欲しいかに照準を合わせて、テーマを作って。そこから具体的なことを詰める時に、去年こうしたよねのアイデアとして参考にしたって感じですね。
侑馬:じゃあ本当に0から新しくチャレンジしてって感じだね。
広夢:去年の、ちゃんと頭も使ったし、疲れはしたけど、「楽しかった!」っていうのを僕は無くしたくなくて。
侑馬:うんうん。
広夢:でも作っていく中で、これいいけど楽しいか?っていうガチガチなものが1回できたりして笑
侑馬:そうなんだよね笑
楽しいかどうかって結構大事だよね。
広夢:タメにはなりそうだけど・・・みたいな笑
最初に内定者研修を受けた側として楽しさを体感してるからこそ、そこは大事だよなって感じられました。
侑馬:それでいうと企画側が本人たちより楽しむっていうところは残していきたいね。やっぱ運営サイドがね。誰よりも楽しんでる状態も大事。
広夢:そうですね、企画を楽しむっていう部分で言うと、新卒がやるってすごく大きい要素だなと思って。
一番目線が近いじゃないですか。
侑馬:うん
広夢:なので、こう1番伴走してる感が出る。
侑馬:いや、そうだよね!
めちゃくちゃ関わってたよね、親身に。
何か、あの、びっくりした。本当にみんな「先輩」って感じで。頼もしさみたいなのがあってね。あれはすごい新鮮な感じだった!笑
で、そもそもなんだけど
・・・なんで新卒がやることになったの?笑
(一同、代表が知らないんかいという笑い)
侑馬:いや経営会議に上がってくる前に、もうある程度決まってたからさ。俺は知らなかったの笑
侑馬:でも俺も新卒採用って、新卒がやった方が絶対いいなと思ったところがあって。感覚値もわかるし、「こういうものだろう」という勝手な思い込みをできるだけなくしたい。しかもKEIPEとしての核を捉えてた部分も大いにあって、今回任せてすごいよかったなと思ってる。
広夢:確かにそういう面でいうと、内定者研修ってこういうもんでしょって雰囲気は0だったんです。これやるのが普通だよねっていうのが全くなくて。
侑馬:そうだよね。俺らも別に何にも言わなかったもんね。あがってきた提案を「すげーーー!」って笑 いいじゃんいいじゃん!ってOKが出て。
俺らやらなくて良かったな〜!みたいな感じですね。
■ さっき言ったKEIPEの核を捉えてたっていうのは、どういうところに感じました?
侑馬:人生理念を作るってテーマかな。
就活セミナーとかサマーインターンでも話すんだけど、就職って作業を選ぶことじゃない。自分から出てきた価値観を、体現できる場所を探すということ。
仕事って知名度や条件でって選び方をしがちだと思うけど、自分を掘り下げていくと結構何の職種でも価値観は体現できて、よりそれが体現できそうな企業で働くのが幸せなんだ、という考えに今は行き着いていて。
それに対して、HOWの部分での研修になっちゃうと、例えば、まず支援とはこうあります。会社に入ったら、まずこういうことをします。みたいになっちゃうじゃない。でも自分を掘り下げていく2日間だったから、すごく価値があったんじゃないかな。
ー 誰のための研修・・?
■ 新卒1年目のみんなが企画してみたことで、企画側が気づきを得たみたいなことも多かったんだなと、振り返りレポートを見て思ったんだけど。その辺もちょっと聞きたいです。
広夢:そうですね。なんか申し訳ないんですけど、
・・・正直僕のための研修でしたね笑
一同笑
広夢:実際、こう人生理念を作ろうって一人でずっと向き合ってても、多分出てこないんですよね。自分を深掘りすることが必要な人同士で本気で話し合うからこそ、いいものが見えてくる。
なので、僕が何か握っていて、それを教えてあげるっていう構図よりかは、お互いが一緒のところを目的に走って、結果として内定者たちの成長にも繋がるのかなって思って。
そういう意味で、ほんと申し訳ないくらい僕のための研修でしたね笑
侑馬:うんうん笑。具体的には何を得られたの?
広夢:そうですね、結果としては、自分の理念を具体化できたって感じなんですけど。内定者たちに向き合う時間の中で、自分を見つめ直す覚悟ができたというか。相手に見つめてくださいって言ってて、言ってる本人が自分を隠してたら全然説得力がないと思ったんです。
僕の中では、それまで別に隠しているつもりではなかったんですけど、でも話してて、相手が結構さらけ出してくれてるのを聞くと、あ・・隠してたわっていう。自分の中じゃここがマックスだと思ってたけど、うわ、もう1段階あるぞっていうのに気づけて。
侑馬:1枚防具が脱げたよね。
涙のプレゼンテーションだったもんね〜。
広夢:プレゼンのその瞬間は実感が別にないというか、、とりあえず出せたな。と。でも、あの時の “そこに辿り着けた” というか、プロセスを体験したっていうことがすごく大きいと思っていて。その感じって今までにない。名前何てつけたらいいんだろうっていう感情があって。
あ、これが身体的感覚なんだなって。多分KEIPEが大事にしているのってこれなんだなって気づけた。
侑馬:たしかに、言語化難しいよね。
広夢:ですね。感動したけど、それが全部じゃない。何か喜びが、ないわけではないけど、そうでもないし、ドンピシャで当てハマる言葉がない。
侑馬:すごくモヤモヤする部分もあるし、でも事実として感じたことがあって。知識として得られるものでない、感じる部分。そういうのが実は人間的な成長なんじゃないかなって思っていて、ここを研修で作り出したいっていうのはすごくある。
広夢:うん
侑馬:口では簡単にいいこと言えるけど、本当の自分の腹の中見られたり、弱い部分見られたりとかってすごい怖いよね。あの2日間でそういうことと向き合ったみんなの姿を見て、俺もすごい学びがあった。
結局その人が生きる未来ってそこがスタートラインというか。表側にある知識、スキルだけではない、真価本領を本当に活かすのが大事なんだっていうところに、俺は気づきがあって。
あの内定者研修あたりから、俺もぱーーーって開いたんだよね。
まだ見ぬ才能が見え隠れする2日間だったからこそ、あ、才能を消しちゃいけないなと。だから俺ら、参加する側が1番学んでるね。それで経営方針も変わるんだから笑
■ 参加者みんなが本気で人に向き合うからこそ、みんなで1段上がるというか。そういう会だったんだなっていうのを聞いていて思いました。
広夢:ああ、そうですね。
上にいるからこっちに来いよじゃなくて。
みんなで上がってくみたいな感じがありました。
侑馬:そうそう。ここの代表は俺だから、どうしても俺の声が大きくなっちゃうけど、そういうものを手放してみんなにやってもらうことによって、見える新しい内定者研修の形とか自分では思いもよらなかった発見ができる。
だから俺はやっちゃダメだって思ったよね笑
みんなの才能は自分の才能を開かせてくれるっていう。もっと賭けたいなって思った。ひとり一人の価値観をもっと生かしたいなって。そういう組織というか、社会にしたい。
後編へ続きます👉
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