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2024年3月に売れた本ベスト10!

2024年3月に売れた本をご紹介します。
(2024年2月26日~3月25日までの売上データをもとにしています。)

第10位

■佐藤清隆[著]『円の実力――為替変動と日本企業の通貨戦略』

「為替」の壁を乗り越えられるか
2022年からの歴史的な円安進行によって、円の実質実効為替レートは1970年代前半と同等の水準にまで低下したといわれる。
果たして円はどれほどパワーを失っているのか。かつて最強の貿易立国と謳われた栄光は取り戻せるか。大幅な為替変動に直面する日本企業にとって、円建て貿易の促進は処方箋となり得るのか。最新の企業調査に基づく著者オリジナルの経済分析によって、今日のわが国と円の「真の姿」をわかりやすく説明。

第9位

■髙柳 克弘[著]『隠された芭蕉』

次代の新しい表現を切りひらく芭蕉論
芭蕉の俳句は、言葉で一つの世界を創り出そうとする強靭な意思に満ちあふれている。子規・虚子らの近代以降の俳句観によって、実作者や研究者に注目されてこなかった「隠された芭蕉」の表現方法に注目し、次代の新しい表現を切りひらく芭蕉論。

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第8位

■永守伸年[著]『信頼と裏切りの哲学』

人はなぜ、裏切られても信じるのか――。
社会秩序の根源にあって、私たちの生活を支える「信頼」。これまで、哲学、心理学、社会学、経済学で個別に展開されてきた議論を統合し、ホッブズ、ヒューム、カントらの哲学を手がかりに、日常的な事例をもとにその謎めいた力を論じつくす。

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第7位

■金成玟[著]『日韓ポピュラー音楽史――歌謡曲からK-POPの時代まで』

坂本九からBTSまで、日本と韓国の音楽がおりなす戦後大衆史をたどる
私たちは「日韓」を超えられるのか? 「POPの夢」が、いまひらく――!
BTS、TWICE、BLACKPINK、NewJeans――今や世界的人気を誇るK-POPアーティストたち。彼らの活躍の裏には日韓がおりなした数十年にわたる歴史があった。抑圧と解放に翻弄されながら、大衆の欲望は、ポピュラー音楽の舞台の上で、反射しあい、ねじれ、交差する。歌謡曲から、韓国演歌、J-POP、K-POPの時代まで、日本と韓国はいかに自己/他者のイメージを構築し、欲望しあい、「POPの夢」を見たか。もうひとつの日韓戦後史を描き出す。

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第6位

■マイク ロスチャイルド[著]烏谷 昌幸・昇 亜美子[訳]『陰謀論はなぜ生まれるのか――Qアノンとソーシャルメディア』

アメリカ連邦議会議事堂襲撃事件はなぜ起こったのか?
世界中を震撼させた「Qアノン」現象の根源に分け入り、
権威や既存メディアに疑問を抱き陰謀論を信じる人々の深層に迫る、傑作ノンフィクション。

第5位

■小平麻衣子・井原あや・尾崎名津子[編]『サンリオ出版大全 ――教養・メルヘン・SF文庫』

詩とメルヘン、いちご新聞、リリカ、サンリオSF文庫、映画……

サンリオ創業者の辻信太郎と、詩人のやなせたかしが出会い、抒情とヒューマニズムの夢をのせた出版事業が走り出す。「かわいい」キャラクター事業のかたわら、数々の出版物を世に送り出した新興企業は、他に類のない多彩な文化事業展開をみせ、多くのファンを獲得していった。
大量消費時代に先駆けた1960年代から1980年代までのサンリオ出版を、「女性文化」や出版史のなかに位置づける初めての試み。

第4位

■赤木完爾・国際安全保障学会[編著]『国際安全保障がわかるブックガイド』

不確実な世界を読み解くために、いま何を読むべきか?
本書は古典的名著からテーマ別の重要書まで123冊をとりあげ、背景・概要とその現代的位置づけを明らかにする。
第一線の専門家たちによる、国際安全保障を理解するための入り口となるブックガイド!!

第3位

■河野龍太郎[著]『グローバルインフレーションの深層』

「大いなる過熱」の後に何が起きるか
コロナ禍を機に急激なインフレが世界を襲った。第一の原因は、先進各国の大規模な財政政策だ。第二の原因は、インフレを一時的と誤認し、サプライチェーンの寸断など供給ショックに怯えた中央銀行が利上げに出遅れたことだ。今や米国の高金利が誘発する超円安は、供給能力の低くなった日本のインフレを助長し、同時に財政インフレリスクも忍び寄る。局面打開に何が必要か。著名エコノミストが理論・歴史・政治・国際的視点から金融経済の行方を読み解く得心の一書!

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第2位

■クラウディア・ゴールディン[著]/鹿田昌美[訳]『なぜ男女の賃金に格差があるのか――女性の生き方の経済学』

著者のクラウディア・ゴールディン氏がノーベル経済学賞を受賞したこちらの本、引き続き売れています。

「男女平等」の先進国アメリカでも、男女の間に残る格差。これは決して人ごとではない――

女性たちはどのように「家族」と「仕事」を選択してきたのか。ウーマンブ、「静かな革命」、リリー・レッドベター公平賃金法など、20世紀以降を振り返りながら、各職業のデータを経済分析し、女性の賃金の上昇を阻む原因を抉り出す。アメリカのみならず世界の先進国の男女の「働き方」を見直すきっかけとなる。

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第1位

■佐藤望[編著]/湯川武・横山千晶・近藤明彦[著]『アカデミック・スキルズ(第3版)――大学生のための知的技法入門』

累計12万部を超える大学生向け学習指南書のベスト&ロングセラーを8年ぶりに改版。
ノートの取り方や情報の整理法など、大学生の学習の基本を押さえた構成はそのままに、第3版では最新の情報環境との付き合い方や活用法に関する内容を追加。文献表記の書式についても一新するとともに、既刊「アカデミック・スキルズ」シリーズのどの部分を参照したらよいかについても追記。

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#慶應義塾大学出版会 #keioup #読書

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