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三田文學note

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『三田文學』編集部によるマガジンです。 『三田文學』(発行:三田文学会 発売:慶應義塾大学出版会)という文学の雑誌を作っています。 発行は季刊、つまり一つの季節に一冊、年4回、1…
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#辻仁成

『三田文學』2023年夏季号(154号)のご紹介

こんにちは!編集部員Aです。昨日7月12日より、『三田文學』2023年夏季号(154号)が発売されました。 ①     今号のラインナップ紹介 今号のラインナップをご紹介いたします。 ②     見どころポイント 今号は小説作品が充実しております。なんと合計で130ページ越え。 中島京子さんの「エチュード 二〇二四」は老境に直面する困惑を超えて踏み出す新たな一歩への温かい励ましです。佐藤洋二郎さんの「夜を抱く」は心の軌跡を辿る半生記。パリから届けられた辻仁成さんの連載

『三田文學』2023年春季号(153号)のご紹介

こんにちは! 『三田文學』編集部です。 今回のnoteでは、2023年4月発売の『三田文學』153号の紹介をしていきます。 今号は第29回三田文學新人賞の発表号になります。 小説部門1作品、評論部門2作品の受賞作選出となりました。3作品同時受賞は久しぶりのことでした。おめでとうございます! これまでに評論部門で新人賞を受賞された方々には、川﨑秋光氏、金子遊氏、岡本英敏氏、若松英輔氏など、ご活躍されている方がたくさんいらっしゃいますが、評論部門での受賞作選出は10年ぶりと

『三田文學』2023年冬季号(152号)のご紹介

こんにちは! 『三田文學』編集部です。 今回のnoteでは、2023年1月発売の『三田文學』152号の紹介をしていきます。 詩人の萩原朔太郎・西脇順三郎の二人を中心にした特集「朔太郎・順三郎と詩の未来」を組みました。   以前に本noteでもご紹介した企画展「萩原朔太郎大全2022」記念シンポジウム「萩原朔太郎と詩の未来」(司会:朝吹亮二さん、登壇者:松浦寿輝さん、吉増剛造さん、三浦雅士さん、マーサ・ナカムラさん)の模様を全22ページでたっぷりと収録いたしました。そうそうた

『三田文學』2022年秋季号(151号)のご紹介

こんにちは! 『三田文學』編集部です。 今回のnoteでは、2022年10月発売の『三田文學』151号の紹介をしていきます。 ロックバンドはっぴいえんどのドラム・作詞として活動されていた、稀代の名作詞家・松本隆さんに、数々の革命、学生時代の活動、筒美京平さんとの仕事や詞をつくる時に意識していることなどについて語っていただいたシンポジウム「松本隆〈言葉の教室〉」を収録いたしました。   フリーアナウンサーの宇賀なつみさんを司会に、昨年11月発売の『松本隆 言葉の教室』の著者、