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三田文學note

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『三田文學』編集部によるマガジンです。 『三田文學』(発行:三田文学会 発売:慶應義塾大学出版会)という文学の雑誌を作っています。 発行は季刊、つまり一つの季節に一冊、年4回、1… もっと読む
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2022年11月の記事一覧

【イベントレポート】「萩原朔太郎と詩の未来」

こんにちは!『三田文學』編集部員Aです。 本日は、先日noteでも告知していた、“大回顧展「萩原朔太郎大全2022」記念シンポジウム「萩原朔太郎と詩の未来」”の当日の様子についてのご報告です。 今年は萩原朔太郎没後80年に当たり、朔太郎大全実行委員会を中心として、全国52か所の文学館や美術館、大学等で様々な企画展が開催されています。その「朔太郎イヤー」を盛り上げるイベントの一つとして、慶應義塾大学アート・センターさんと共同で、三田文学会として開催させていただきました! 当

【イベント案内】平野啓一郎×中川ヨウ 「音楽と分人」(主催:慶應義塾大学アート・センター 油井正一アーカイヴ)

日本をリードする小説家のひとり平野啓一郎氏は音楽通としても知られ、マイルス・デイヴィスをはじめ多くのジャズメンに関する著作や言及もあります。 本イベント「平野啓一郎×中川ヨウ 音楽と分人」では、ジャズ評論家の中川ヨウ氏が、平野氏の音楽観、音楽と「分人」思想の相関などについて伺います。 ただひとつしかない「本当の自分」というものは幻想で、一人の人間のなかには環境によって変動するいくつもの性質があるものだと、『私とは何か 「個人」から「分人」へ』(講談社)でも平野氏は書かれて