戦う理由は?

皆さん、こんにちは。
全日本インカレを1週間後に控えて、少しづつ緊張していることでしょう。
僕はノミの心臓マンなので、非常に緊張しております笑
投擲ブロック長の鐘ヶ江です笑


本日はまがいなりにも3年半、慶應競走部で選手としてやってきて感じたことを書きます。


目次
・サークルと体育会の違いとは?
・紡がれてきた歴史と伝統


・サークルと体育会の違いとは?

皆さん、体育会とサークルの違いってなんでしょうか?

答えは簡単。学校を背負っているかどうかです。

体育会は、大学の代表かつ大学の最強選手として大会に出場します。
そして、代表たちが集まるのがインカレです。
どこそこの大学のどいつが最も強いやつのなのか決めるのです。

サークルの大会で全国優勝したって、
それは真の全国優勝ではないけど、インカレで勝てばそれは正真正銘日本一です。

だから、体育会の部員として過ごす時間に意味があるし、
岩政が以前書いていたように犠牲を払う価値があるのです。

ではなぜ勝つことに意味があるのでしょうか?

名声?優越感?ステータス?楽しい?

でもそれって、勝つことによって得られるものでしかないかも🤔

勝利自体の意味を見出している方はいますか?
もし居て、僕と違う答えを持つ方は、是非シェアして欲しいです。


僕は自信を持って答えを言えます。
それは「プライド」です。
先代たちが守ってきた慶應の「プライド」です。

・紡がれてきた歴史と伝統
これまで104年間、
数えきれないくらいの多くの選手が僕たちと同じユニフォームを着て、
勝利を目指してきました。
夢を叶えた先輩も、挫折した先輩もいると思いますが、
必死に戦ってきたはずです。
僕たちが出会ったことのない先輩たちが、必死になってつないできたバトン
現在の競走部なのです。


僕たちは先代の意思を引き継いで戦っている。
だから、負けるわけにはいかない。
戦う理由はそれだけです。


僕は2018年に新入生代表挨拶をした際、
2014年の全日本インカレのマイルに感化され、慶應を選んだという話をしました。
(同期で覚えてくれている人はいるのかな、、)

小池さんが最後の直線で早稲田の加藤選手を振り切ったのは、
あの時ともに出走していた壁谷さん、山縣さん、茅田さんを始めとする競走部員、
そして応援しているOB・OGの気持ちが繋がり、
「陸の王者のプライド」を守ったからだと僕は考えています。

これが「伝統」を感じるってやつなんだとその時に気が付きました。


振り返れば、僕たちが1年の時の関東インカレ2部降格以降、
こんな屈辱はもう嫌だと思い、
僕はスマホの待受を最後の集合場所の写真にして、
いつでも思い出せるようにしていました。

もうこんなことはさせまいと必死に3年半、競技と向き合ってきました。
今年の関東インカレでは、俺が1番結果を出してチームを引っ張るんだと心に誓っていました。
只々、慶應の代表として胸を張っていられる選手でいたいという一心でした。

1投目に出した自己ベストの事は殆ど覚えていません。
その場に立っている意味を受け止め、只々目前の事に集中していました。


あなたが、慶應のユニフォームを着て試合に出る時、これまでの紡がれてきた熱い想いを胸に戦えているでしょうか?

そのユニフォームを着ることの意味を理解しているでしょうか?

ユニフォームを着た瞬間、全力で勝利を目指すことは宿命なんです。
それが慶應のプライドなんです。


これからも紡がれていく慶應の歴史を、
より輝かしいものにして後輩にバトンを繋ぐため、僕たちは残りの数試合も命を燃やします。
下級生の皆には、試合に出ている姿から何かを感じ取って欲しい。


4年生の皆んな、自信を持ってユニフォームを脱ごうぜ。
最後までプライドを持って。

鐘ヶ江周

画像1

大学1年時の関東インカレ

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