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『自信』 奥 泰貴

こんにちは。107代中距離ブロック長を務めます奥泰貴と申します。

多くの人の目が触れるところで文章を書く機会は中々ないので、何を書くかすごく迷いますね。ただ、1年間幹部として活動する中で、自分がどんな人間であるのかを知ってもらうのが一番良い気がします。自分の人となりを少し書かせてもらおうと思いますので、お付き合いしていただけると幸いです。以前集合やマネブロで書いた内容と被る部分も多くありますが、それだけ伝えたいことと捉えていただけると嬉しいです。



自信満々期

ありがたいことに自分は小学校受験で慶應に入学しているので、はや15年目となります。
最高の環境で受験のことを考えずに済んだため、自分のやりたいことや興味のあることにたくさん挑戦することができました。
週4でサッカースクールに通いキャプテンを務め、成績は常に学年上位を争ったりと、自分で言うのも烏滸がましいですが優秀な生徒だったと思います。この頃は勉強も大好きでした。
やればやるだけ成長して結果が現れて、何をやるのも楽しい時期でした。

自信喪失期

中学は自信を無くしてしまった3年間であったと言えます。
サッカーでは1年生時こそ上の代の公式戦にも出ていましたが、周りのレベルの高さや怪我で最後の公式戦はベンチにすら入れず。毎日練習が本当に嫌で嫌で辞めたいと考える日々でした。
小学校時代の自信で勉強も全くしなかった結果、留年スレスレで生活したりと何事もうまくいきませんでした。
正直あまり思い出のない(記憶の隅に追いやっている)3年間であったと言えます。

自信取り戻し期

高校は環境を変えようと決意し、学年240人中238人は慶應義塾高校に進学したものの、自分はSFCに進学しました。
そして、10年以上続けていたサッカーを怪我もあって続けないという選択を取り、元から走るのが好きで、日曜日が休みであったという理由から、かるた部と迷ったものの競走部に入部することを選択しました。(ここでこの選択をしておいて本当に良かったですね笑)
最初は長距離を専門としていたものの、途中から中距離を専門にした結果どんどん記録が伸びていきました。記録が伸びるにつれ、中学時代に失った自信を徐々に取り戻し、篠田や神田さんのおかげで練習もとても楽しい時期でした。

現在

大学では何度か自信を失うことがありました。大学入部以降も毎年PBを更新し続けられていますが、やはり周りのレベルの高さに圧倒され、レースを走る度に自信を失っていた時期もありました。練習は順調に詰めていて水準も上がっているのに、なんで結果が出ないんだろう?なぜ全日本インカレ標準まで目前に迫りながら、あと0.1秒で2年連続逃してきたんだろう?
この時の僕に足りなかったのは自信です。地力がつくのが前提条件ですが、この時の自分にもっと自信を持てていたら、結果は変わっていたのかもしれません。

今年、僕は阻まれ続けた全日本インカレ標準を、ラストチャンスのレースで突破することができました。正直その週はインターンやバイトで毎日10時間以上働いていて、まともに走っていなかったのでコンディションは最悪であったと言えるでしょう。
ではなぜ結果を出せたのか。それは自信に尽きると思います。自分であれば絶対に突破できる。練習みたいに走ることができればタイムは出る。そのように自分に自信を持つことができたのが一番の要因であったと考えます。
特に僕の専門とする800mのような中長距離は、途中でメンタル負けしないことがとても重要となります。自分に自信を持つことができれば、レース中に気持ちで負けて諦めなくなります。


自分は何事にも自信のなくなってしまった中学時代は、とにかく勉強や部活が苦痛で仕方がありませんでした。一方、自信を取り戻した現在はとても楽しく競技に打ち込むことができています。結果は追い求めながら楽しむためにも、皆さんには自信をつけてもらいたいなと思います。


拙い文章となりましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
1年間どうぞよろしくお願い致します。
 

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