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『あと1日』 豊田 兼

こんばんは、ついに関東インカレが明日に迫ってきました。
試合前日の午後、何を書こうかとPCに向き合っています。まだ始まっていない107代前半シーズンの正念場ゆえ長くは語らないつもりですが、昆布(吉川)が「書き始めたら止まらないよ」と言っていたのでどうなることやら。お付き合いください。



4年目の関東インカレ

関東インカレ。様々な試合を経験してきた自分から見ると関東インカレほど熱く燃える試合はないと思います。その舞台は本当に様々な思いがぶつかり合う場所と言っていいでしょう。
総合優勝を目指すチーム、入賞を目指すチーム、残留争いをするチーム、2部に降格してしまうチーム。優勝を使命だと思う者、一点でも多く得点を掴もうとする者、必死に4日間サポートに徹する者、喜びに溢れ讃えあう者、悔しさに目を滲ませる者、最後の舞台の者。
様々なチーム、人がいて、それぞれの想いが混ざり合います。それらの想いが渦となって国立競技場のスタジアムの中を駆け巡ります。
その渦に後押しされたかのような、時には2019年の慶應が1部に昇格した時のような奇跡が起こります。
そんな一生記憶に残るような舞台それがまさに関東インカレだと思っています。

自分にとっての関東インカレ1年目は、110mHと400mHに出場しどちらも6位でした。右も左もわからない1年生でとりあえずチームのことは忘れ上位入賞したいと意気込んだのを覚えています。一方で、チームとして得点できる見込みがある人が少なかったので、自分が失敗したらどうしようという焦りもありました。とにかく、当時の4年生の方々が尊敬できる方々ばかりで彼らに貢献したいという一心で走りました。


我らが短長ハードル部門 阿川さん

2年目関東インカレ。応援もまだ許されない中での国立競技場で110mHが2位、400mHが5位。そのスタジアムの壮大さと自身にかかる期待に胸が押し潰されそうになりましたが、110mHの準決勝で波に乗れて表彰台に立つことができました。この時は大1の時以上に手厚いサポートをしていただき、何不自由なく競技に臨めたため着実にステップアップすることができたと思います。また、同期の三輪も活躍してくれてチームが盛り上がったのも非常に嬉しかったです。

両手に花のサポート長 りりこさん

3年目関東インカレ。400mで2位でした。関東インカレ前に体調を崩し、1日目は大雨を被り、2日目決勝の日に熱を発症。その後40度の熱が続き、3年目の関東インカレはそこで幕を閉じ、苦しさで画面越しの映像すらみることができませんでした。途中離脱で非常に悔しく、呆然としたのを覚えています。点数はかろうじて取れたもののその後のシーズンに大きく悪影響を及ぼした出来事でした。

大会最後に流れる総集編PVの悔しみシーンに使われる豊田兼

4年目関東インカレ。ここまで、僕は関東インカレで1位を取ったことがなく、マイルリレーに一度も出場できていません。今回は個人優勝&マイルの活躍の二つができれば僕個人としての目標は達成です。4日間で周回5本、正直身体の不安もありますがやりきります。最後、国立競技場をマイルの盛り上がりで轟かせます。当日は昆布のブログにもあった通り、悲観的になりますが熱い思いで挑みますので応援サポートのほどよろしくお願いします。


すゝめ

僕ら107代が最上級生になったとき、部員一人一人にもっと泥臭く自分と向き合い陸上競技に向き合ってほしいという想いがありました。そのために「すゝめ」というスローガンを掲げています。来る関東インカレをまさに僕が感銘を受けた2019年の関東インカレのように慶應内で後世にすゝめ合う、記憶残る大会にしたいという願いがあります。
思い返してみると、大1時の関東インカレ前夜に「四年目には豊田と三輪で32点だな」と高野さんと談笑していたのが懐かしいです。残念ながらその野望は果たせそうにないです。ごめんなさい。
ですが、二人で無理でもチームでならもっと上の40点を目指せます。「We over me 」の真価が問われる時です。107代は僕ら二人が最大限力を発揮できなくても強いチームです。それをこの四日間で体現したい、そう強く思っています。女子の20点についても仲子を筆頭に得点を重ねてくれると信じています。
繰り返しにはなりますが、選手が50%の力を発揮できない時、それを100%に引き上げるのはその周りにいて支えてくれる人達です。この関東インカレでの自分の役割が何かを全員が把握し、しっかり総力戦で臨みましょう。

当日はこのPVを3回は見て会場にきてください。
https://www.instagram.com/reel/C6qz3c4SUat/?igsh=MTZra3F4bTg0anF2bg==


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