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選手のモチベーションになりたい!

こんにちは、稲生から引き継ぎました、1年マネージャーの上田ひなたです。前回の初ブログ執筆から早くももう4か月が経ちました。当時よりも選手たちとだいぶ仲良くなり、最近はようやくマネージャーらしい振る舞いが出来るようになってきたなと感じています。競走部員としての活動を始めてまだ日が浅いですが、この期間に私は、今後マネージャーとして選手と向き合っていく上で大切な考え方と目標を見つけました。今回は入部から現在までを軽く振り返りつつ、それについて書いていきたいと思います。
 
マネージャーの〝カタチ〟
 私は大学入学以前にマネージャーの経験がなかったので当たり前かもしれませんが、入部当初は私の中でのマネージャーの仕事のカタチがはっきり見えていなかったと思います。それは実務的な仕事内容を知らないという意味ではありません。選手への声掛けのワードチョイスとタイミングに気をつけることや、普段から細かいところに目を配って改善点を見落とさないようにすることなど、目に見える終わりがない仕事、言い換えれば、「気遣い」の部分です。やるべきことを言葉では理解できていても、実際にどう動けば良いのかは感覚的に分かっていない、そんな状態だったように思います。初めてのことばかりで余裕がなかったのも大きな要因ですが、1年生だということもあり、+αの部分は先輩たちに任せておいても良いのではないかという考えが私の中にあったのだと今では自覚しています。
 この考えが甘えであることに気が付いたのは、6月半ば頃、ある選手と話していた時でした。何気なく競技の話している時に、ふと「マネージャーは選手にとって競技をやる上でのモチベーションだ」という言葉がその選手の口から出ました。日々支えてくれているこの人のために競技を頑張りたいと思う、と。これを聞いた時に、私は今のままではだめだと感じました。私は他人から「頼りにしている」と言ってもらえたことはありましたが、モチベーション認定をしてもらえたことはなかったため、この表現が強く印象に残りました。
 何をやるにしても、全力で頑張り続けるって、簡単なことではないですよね。結果が出たとしても継続することは大変なのに、努力している時はその結果すら確かな存在ではない。長距離なんて、練習が苦しいので特にそうだと思います。その立場で頑張っている選手にモチベーションだと言ってもらえることがどれだけ光栄で喜ばしいことなのか、また、おこがましく他人のモチベーションを名乗りたいならばそれに見合うだけの行動をしていかないといけないのだと実感しました。
 この出来事以降、1年生でもできることや1年生にしか見えないこと、私だからこそ気が付けることがあるのではないかと日々意識するようになりました。同じ「気遣い」をしても、人が違えば気が付くポイントもバラバラです。入ったばっかりの自分も先輩達と同じようにチームの戦力なのだという意識を持って頑張ろうと思えました。4年間をかけて、自分なりのマネージャーのカタチを見つけていきたい、私の中でそんな大きな目標ができました。

+αを大切に
 余裕を持って周りを見渡す経験を積めたと感じるのはここ。先日終了した3つの夏合宿のうち、選抜合宿の紋別と菅平期間です。正直かなり辛かった。それと同時に、非常に学ぶべきことが多かった時間でした。私は選抜合宿ではなく、2回とも日吉帯同の担当でしたが、3・4年生の先輩もコーチもいない中で選抜メンバー以外の選手の気持ちも切らさないように練習の雰囲気を作っていくのは大変でした。怪我をしていたり、思うようなタイムで走れなかったり、選手が抱える問題や気持ちは様々です。話しかけて良いタイミングなのか、踏み込んで良いことなのか、必死に観察して行動できた、と自分では思っています(評価をするのは選手なので私の日々の行動が適切であったかはわかりませんが)。これを積み重ねていくことで、いつか選手たちの心の支えになれれば良いかなと思いながら活動していました。この期間中にマネージャー私1人で活動したり、台風が来て練習中止の判断を出さなければならなかったり、実務的な面でも頼れる人がいないタイミングが多く、不安だらけでした。選手にそれが伝わってしまっていたら本当に申し訳ないです。
 この状態でも私が意識していたのは、「+αを探す」ということです。まだ何かできるのではないか、気が回っていない所があるのではないか、そんな風に少し意識するだけで自分の行動は変えていけるということに気が付きました。先輩方がいても甘えることなくその意識で活動していきたいなと思います。
 
箱根駅伝予選会
 合宿も終わり、いよいよ近づいてきたなという感じです。選手たちの、皆でやり切る、皆で箱根本戦に行くという決意が強く感じられます。立場とか学年とかそういったものは関係なく、私も箱根を目指す一人の挑戦者であるという意識をしっかり持って残りの期間を過ごしたいです。気合を入れてサポートしていきます!
 
 最後に、いつも慶應競走部長距離ブロックを応援して下さっている皆様へのお礼です。
 クラウドファンティングへのご協力や差し入れなど、日頃から私たちの活動を支えて頂き、ありがとうございます。予選会まであと29日、そして第100回箱根駅伝まで109日。残り短い時間ですが、チーム一丸となって全力で駆け抜けたいと思います。引き続き、ご支援ご声援の程、宜しくお願いします!
 
 さて、今回の私のブログはここまで。最後まで読んで頂きありがとうございました。
 次は佐藤瑞です。最近は予選会を目の前にして、いつも以上に気合が入っている様子。1年生のエースとしてのプレッシャーをはねのけて頑張って欲しい。それではよろしく。

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