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 こんにちは!尼子から引き継ぎました、3年の木村です。3月に入り日の出が早くなり、朝練で外に出るとほのかに明るく春を感じます。ですが寒さと風はどうにかしてほしいです。
 尼子のブログに感化されて自分の欲について考えたところ、掃除欲が最近旺盛です🧹。日頃から整理整頓には気を付けるようにしていますが、あと数週間で新入生が入寮するという知らせがありました。現在1年の芦野と2人では余るくらいのスペースで生活しているので、新入生が快適に過ごせるように部屋の配置などを考えて片付けている途中です!
 作業する中で改めて自分はモノが多いなと感じるので、「迷ったら捨てる。」徹底していきたいですね。

ケータイのフォルダは尼子の写真がやけに多いです。↑勝手にとってたやつ

近況報告


 予選会後以来のブログになるため,まずはこれまでの出来事について書こうと思います。記録会では昨年11月,12月に10000m,5000のレースがありました。

 特に11月の日体10000は苦しい走りになりました(29’00)。練習は完璧に消化できていたものの、なかなか自分の中でこれだと思う走りが日常的にできず、目標タイムの28’20を大きく下回りました。法政5000にあたっても3000m以降から後退し本来の力を出せませんでした。予選会後の疲労など理由をあげればキリがありませんが、全て含めて自分の実力不足であるので、来シーズンでは連戦だろうと結果を出せるような準備をしたいと思います。

 その中で良いこともありました。それは都道府県駅伝のメンバーに選出してもらったことです。中学3年以来6年ぶりにメンバーに入ることができ、当日は補欠にまわったものの、福島県チームの走りはもちろんスタッフの皆さんや遠方から応援に来てくださった方たちからいろいろ声をかけていただきました。(表紙の写真は閉会式時のものです。)

引退

 本来であれば今回の駅伝のことを続けるつもりでしたが、先日陸上界にとってビックニュースがありました。

 今井さんは同じ福島県出身としても、1人の陸上選手としても尊敬していて自分が競技を続けられているきっかけをもらった選手だと思っています。

 前回都道府県駅伝に出走したのは中学2年時の6区ですが、当時の7区、最終走者は今井さんでした。
 当時の出来事はとても印象に残っていて、前日のミーティングでは「後ろを振り向かない」「笑顔でタスキを渡す」ことを目標にしようと話されていました。駅伝という競技の特性上、なおかつ全国大会ともなると後続との距離も気になるものですし、自分のように場慣れしていない選手が萎縮してしまうは当然だと思います。今井さんがこのような声かけをされたのは、全国という舞台が若い選手にとっていいものになるように気を遣ってくれたからだと僕は考えています。 
 タスキ渡しの際もラストでグネグネ走っていた自分に明るく大きな声で声をかけ続けてくださって、タイムは遅かったものの清々しく走り終えることができました。
 
 当時の僕にとって全国大会は2回目で、中学一年のジュニアオリンピック(今練習で使っている日産スタジアムが会場)が最初の全国大会でした。
 スタートラインに立つまではよかったのですが、招集所には自分と同じ年なのにハチマキや坊主だったりと雰囲気が超強そう。「こんな選手が全国にはたくさんいるのか」と走る前から負けていて、大会終了後は「せっかく全国に出ても苦しいだけなら陸上続ける理由はないかな」と思っていました。(自分も坊主でした。今も時がくれば丸くなります。)
 しかし都道府県駅伝に参加したことで今井さんのような第一線で活躍されている方を間近で見ることができ、「常に結果が求められるステージで戦うことで自分の成長に繋げることができるのではないか。陸上を続けるのも悪くないのかもしれない」と当時はふわっとでしたが考えていたと思います。都道府県がなかったら今自分は陸上をしていないと感じますし、先日また呼んでいただいたことで7年前を思い出しながら練習、また中高生とコミュニケーションを取り、やはり自分の原動力は福島にあると再確認できました。

もらったサイン。わざわざご自身のゼッケンにいただきました🙇

価値ある2位


僕が今井さんと走ったのは都道府県が最初ではなく、小6の時に出場した2kのロードレースです。ゲストランナーとして今井さんが自分たちの組と一緒に走ってくださり、レースは自分と栃木のクラブチームの選手の2人が抜け出す形で、1kの折り返しを過ぎてからずっと並走していました。ランニングデートってやつです、たぶん。
 ラスト500mのあたりで今井さんが後ろからすごいスピードで自分達に追いつき、「2人で最後までいこう!その方が楽しいぞ!」と声をかけられ、声かけの瞬間二人ともスパートしたと記憶しています。結局2秒負けてしまいましたがレース後は小学生ながらお互い握手し、称え合ったことがとても印象に残っていて、とても良い気持ちでレースを終えることができました。反射的に体が動いたので、この時も今井さんマジックがかかっていたのかも知れません。

※急遽母に送ってもらいました

 今井さんの引退を受け多くのメディアで今井さん関連の記事が書かれていて、その中で印象的だった言葉を紹介したいと思います。
今井さんは自身の練習日誌に”誰にでもできる事を、誰にでもできないところまで続ける”という言葉を添えられていたそうです。
 長距離走という種目柄、継続が大切とはよく言われていることだと思いますが、起きて朝練をする。栄養を考えた食事を摂る。しっかりとした睡眠をとる(この3つは自分の推測)など、一日なら誰でもできそうなことを競技生活という厳しく高い基準の中で今まで続けられた、その中で結果を残されてきたことには尊敬しかありません。
 
 現役選手としての活動、本当にお疲れ様でした。
 
 余談ですが今井さんは保科さんと同期で、お互いに高校時代から日本のトップ選手として活躍されていました。現在も毎年会われるそうです。自分が慶應で保科さんに指導していただいているのも縁を感じますね。(海外ではキプチョゲ選手も1984年生まれみたいです。)

東京マラソンにて

最後に

 
現在自分は1月からの走り込みを完全に消化することができ、今週からいよいよトラックシーズンに向けた練習が始まってきます。今年は大学ラストイヤーとなりチームとして、個人としての結果が求められます。しかしその中でも基本を忘れず、当たり前のことを大切に継続していくことを意識して取り組んでいきたいと思います。

次はマネージャーの小林です。彼女も就活真っ只中でかなりお疲れの様子ですが、なにかおすすめのリラックス方法はあるのでしょうか?ではよろしく〜

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