失敗から学ぼう ~抽象化と打席数がなによりも大事~
失敗から学ぼうみたいなテーマのパネルディスカッションに登壇してきたのですが、そこで話した内容をサマって自分メモとして置いておく。
①セミナーで他社の成功事例を聞いて、そのまま自社で横展開しても再現はしない
②事例は抽象化して取り込んで自社と自分に置き換えて落とし込みして初めて活きる
③でも失敗事例はそのままもタメになるし、抽象度あげても資産になる
④失敗事例を10積み重ねるとそのうちから1くらい成功事例が出てくる
⑤1やって成功するというのは神の領域なので、人間であることを自覚し、とにかく打席に立ってバットを振る
⑥失敗かどうかはその後判定すればよくて、とにかくまずはバットを振りまくることが大事
⑦で、失敗は事例としても保存するし、抽象度あげても保存しておく
⑧前者はチームの事例集になるし、後者はチームの資産になる
⑨もうひとつの効能は自分がバットを振りまくって失敗しまくることでチームメンバーにも自動的に「あ、失敗してもいいんだ」という空気作りになること
⑩そうすると全員がバットを勝手に振り出す。そうするとこっちは球拾いや球筋研究に移行できる
⑪ここで言う球拾いとは「筋がいいけどちょっと外したものを軌道修正して成功にしてあげること」
⑫ここで言う球筋研究とは「勝ちパターンの読み解き・分析」
⑬それを早めに還元するとチームの打率がまた更にあがるという好循環
⑭失敗が資産にならない人は往々にして「事例を抽象化して考察しないから」に尽きる
⑮例えば「インフルエンサーAさんとコラボして作った商品が全く売れなかった」場合。事例で蓄積すると「Aさんがダメならじゃあ次はBさんとやってみよう」みたいな話になる
⑯そうじゃなくてこの場合失敗したのは「顧客の求めているモノをわかってない」から
⑰失敗事例を抽象度上げて振り返れる人の成長速度が早いのは、単純に抽象度上げる=本質にたどり着くのが早いからというわけで
⑱セミナー行って事例聞くのはいいんだけど、抽象度を上げて、自社に落とし込んで考えてみて、その上で実際にトライすることが大事
⑲トライしないとバット振ってないってことなので、ただの自己満足系インプットにしか過ぎない
⑳そしてそうゆう人に限って無言で友達申請してくる。これも一種の自己満足なんだろう
㉑トライしてフィジカルが伴って一旦アウトプットして振り返ってってしないと資産にはならないよ
㉒で、一番大事なのは「実は失敗なんかない」ということ
㉓勝つまでやれば失敗は勝ちの途中でしかないから=継続は力なり
㉔ただ、全然関係ない方向にバット振り続けるのは確かに一側面においては考えもので、その時にさっき言ったチーム内での相互球拾い・球筋研究が大事になってくる
㉕だが!関係ない方向にバット振りまくることでしか生まれないものが実はひとつある。それがイノベーションです。
㉖イノベーションは「想像できない方向性に進んでいかないと生まれない」ものであり「成功事例の先にあるもの」ではない
㉗チームワークとしてオススメなのは「改善7:改革3」をマインドとしても仕組みとしても組み込んでしまうこと
㉘例えばチームのタスクリスト。重要度順に優先順位つけてみんなで片っ端から殴ってくるわけですが、そのリストが仮に100あるとしたら30くらいは「ワケがわからないタスク」にするといい
㉙「新しいこと、やったことがないことをやっていいよ!」って言ってもみんな自分からはやりづらい
㉚でも強制的に30本はワケわからないものにしないとダメよ!というフレームにすると(初期は強引になっても)案が出てくる
㉛そしてその中から実際イノベーティブな何かが生まれれば最高だし、生まれなくても「挑戦を推奨するチーム作り」には無茶苦茶寄与する
㉜注意点は「ワケわからないタスク」は厳密に言うと「ワケわからないけどなんか面白そう」でチョイスすること
㉝面白くないしワケわからないものは意味ないのでやめよう
一旦ここまで。
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