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アースフレンズPV企画〜撮影編〜

名残惜しい。
最後のnoteを書く時が来ました。ユニタメ4年のりょうたろうです。

前回のnoteでは、けんしんがPV企画のあらましと準備部分をレポートしてくれていました。読んでいないからはまずこちらからどうぞ。

今回は撮影編ということで、撮影に至る準備部分をもう少し詳しくお話したあと、撮影当日の様子をレポートしていきます!

撮影前の準備、もがき苦しむ

けんしんが準備編の記事で言っていたように、準備段階で訪れた最初の難関は台本作りでした。台本を組み立て、肉付けし、状況が変わっては台本を作り直し、、という作業です。この頃はまだ楽しいほうでした。

しかし、台本が形になるにつれて、それを撮影するための追加の作業がどんどんと増えていていきます。例えば、撮影場所の許可を得る作業。撮影を快諾してくれるお店はそう簡単に見つかる訳ではなく、電話やメールでお願いをする日々が続きました。また、商店街や公園など公共空間の許可についても、大田区役所や蒲田警察署(!)との交渉が必要でした。僕は一応犯罪とは無縁の人間なので、人生のうちで一度でも警察署にお世話になるとは思っても見ませんでした。
撮影場所の調整以外にも、出演者への打診やスケジュール調整、撮影を担当してくださるプロリバさんとの打ち合わせ、撮影時に必要な備品の手配など、ありとあらゆることを同時並行で行っていきました。ここまでくると何が何だかわからない状態です。もはや楽しいと思う余裕もありません。

でも、だからこそ本当に濃い学びをした時期でもありました。

特に撮影場所の交渉はさながら営業マンのようで、「どうしたら自分たちの活動に共感してくれ、撮影許可を出してくれるだろう?」と思案し、トライ&エラーを積み重ねていました。また、やるべきことがどんどん膨大になる中でも、役割分担をしてメンバー全員の力を総動員することで、作業の質と量を保った状態で一つひとつのタスクに対応できていたように思います。

その結果、ギリギリのスケジュールではあったもののなんとか撮影の段取りが整い、いよいよ撮影に臨むことになります。

撮影時のスケジュール。できるだけ一日で撮り切ろう!とめちゃくちゃ詰め込みました


ついに実現!念願の撮影

撮影は2日間かけて行いました。今回撮影を行わせていただいた場所は、蒲田東口商店街、西蒲田公園、改正湯、飲み喰い処えちごや、大田区総合体育館の計5箇所です。

迎えた撮影当日。集合場所の蒲田駅でユニタメにプロリバのカメラマンさん、出演者のみなさんを加え、ロケ隊を結成しました。

まず、改正湯での撮影からです。魚の水槽がある特徴的な浴場や風情のある内装に、我々のテンションも上がります。ちなみに、近年プチブームを迎えつつある銭湯ですが、大田区は都内最多数の銭湯数を誇る”温泉郷”なのです。銭湯は良いぞ。大田区は良いぞ。

「鯉のいるお風呂屋さん」として有名な改正湯での撮影

お次はえちごや。こちらのお店はアスフレさんの創設期からチームと縁の深いお店で、店内はあちこちにアスフレのポスターやグッズが飾られています。店内は味のある雰囲気で、”居酒屋感”満載の映像を収めることができました。余談ですが、ユニタメメンバーはえちごやさんのあまりの居心地の良さにハマってしまい、既に3回は飲みに利用させていただいております。これからもお世話になります。

商店街では、主人公の帰宅途中の映像を撮影しました。撮影を行った16〜17時ごろはちょうど帰宅する学生やサラリーマンが増えてくる時間帯で人や交通量が多く、交通整理人員も配置していたものの予想以上に撮影に苦戦しました。しかし、これほど公共の場で何かを行えることは滅多にないことなので、(大変だった)警察署での撮影許可申請を含めてとても貴重な経験になりました。通行人の方々の訝しげな視線も印象的です。
なお、こちらの商店街で撮影したシーンには、お笑い芸人の「蒲田キックパンチ」さんや「大田区盛り上げエンターテイナー」の松下さんにもご出演いただいており(ありがとうございました!)、とても良い映像が撮れました。

蒲田東口商店街での撮影の様子。主人公がアスフレファンとすれ違うというシーン

そして、この日最後の撮影は試合観戦シーンです。事前にゼミ員やユニタメメンバーの知り合いを募った結果、40人ほどがエキストラとして試合会場に来てくれました。ユニタメの一員として、また個人的にはいちBリーグファンとして、バスケ観戦のエンタメ性の高さを少しでも多くの人に感じてもらいたいと常に思っていたので、撮影云々を抜きにして今回身近な人を試合観戦に招待できたこと自体がとても嬉しかったです。
試合は最後まで1点を争う展開。試合終盤に近づくにつれて会場内の熱気はどんどんと増していきます。最後は我々牛ゼミ大応援団の後押しもあってか(?)アスフレが見事勝利を飾り、撮影としても試合観戦としても最高の形となりました。来てくれた皆さん、バスケの素晴らしさを感じてもらえたでしょうか。

試合後、みんなでアスフレの「Z」ポーズ。Unispo時代の先輩や牛島先生もいらっしゃいました

公園での撮影は、事前に大田区からの撮影許可をいただき別日で行いました。許可をいただくにあたり大変お世話になった大田区の観光課、地域基盤整備第二課の皆さま、本当にありがとうございました。
当日は異常なほど冷たく強い風が吹き荒れており、かなり過酷な状況でした。そんな中で長時間の撮影をお願いすることになってしまったのですが(本当にごめんなさい)、寒さなぞ感じさせない主人公役・MIZUKIさんの演技やカメラマン・連さんのお振る舞いからは、お二人のプロフェッショナリズムがヒシヒシと伝わってきました。めちゃめちゃかっこよかったです。

寒空の下での撮影。PV内ではこのベンチがカギを握ります


撮影を終えて

今回のPV撮影では、"大田区らしさ”の象徴である銭湯や商店街、居酒屋でのシーンを盛り込むことができました。そうした場所での撮影を通して改めて大田区という街の素晴らしさを感じましたし、またその魅力を発信することに対する使命感をメンバー全員で再認識できたように思います。

それにしても、撮影までの1ヶ月強の準備期間は本当にタフでした。大田区歴は一年生レベル、しかも映像制作の経験者ゼロの我々です。自分でいうのもなんですが、撮影の規模感を考えたらよくやり抜いたなあと心から思います。巻き込んだ関係者数の多さも、やることに終われて味わった苦しさも、妥協せずPV企画の意義を見失うことなくプロジェクト全体で全力で取り組み続けた証のように思います。本当に良い経験でした。

撮影は終了したものの、最後にして最重要な課題が残っています。
それは「PVをいかに多くの人に届けるか」ということ。

当たり前ですが、PVは作っただけでは意味がありません。人の心に届いて初めて価値が生まれます。
クランクアップの安堵も束の間、PVが大田区住民の方々の目に止まる機会を少しでも増やすために、PVの公開方法や公開スケジュールをアスフレ側と調整し、また大田区内の公共施設でPV放映を許可してくれる場所を探し、さらに試合会場でもPV視聴を促進するためのイベントを実施していくことになります。明らかにもう一山ありそうな感じですね。

果たして、PVはどのように公開に至ったのでしょうか?
続編をお楽しみに!


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