慶應生が書く、小論文の別解。
法学部の三年生です。三年間アルバイトで小論文教えていましたが、noteにも慶應小論文を書いていこうと思い、マガジンを作りました。過去問の別解だと思って、読んでください。
【別解(Bのみ)】 次世代のためのコストは、リベラルな自由と矛盾しない。確かに、リベラルな自由においては自らの利益となるもののみを個人の目的とすると考えるかもしれない。しかし実際はそうではない。すなわち、他者の利益を自らの目的であると認識する例は無数にあるのだ。 その例として、行動経済学における利他性の概念がある。古典的経済学は、市場における全ての人間を、自らの利益のみを追求する合理的人間としていた。しかし、近年の行動経済学による利他性の概念は、必ずしも人間は自らの利益のみ