Trainer's Trainer's

Trainer's Trainer's

最近の記事

Legacy3:練習構築

目的2つの評価軸 ボクシング中の動きは下記の2つで評価することができる。 1.その行動の精度が高いのか 2.その行動をすることが正しいのか つまり、ボクシングの練習の目的は、個々の状況に対して正解を導く能力と判断した動きを正確に遂行する能力を高めることである。 脳の構造 ボクシング中の脳は主に大脳と神経束によって、2つの働きを司っているといえる。 大脳とは体の外で起こったことや、体の中で起こったことを感じ取り、情報を分析して、体全体の動きに命令を与える。目や耳

    • Legacy2 : ディフェンス

      1.ディフェンスとは ディフェンスとは反撃のことである  ディフェンスとは何だろうか、一般的には防御と呼ばれ辞書的には、”敵の攻撃を防ぎ守ること、打撃を受けないよう防ぐこと”とある。しかし、ボクシングにおいてはこの定義では不十分である。なぜなら、相手の攻撃を防ぎ切ったと評価されるには、反撃を行わなくてはならないためである。例えば、 ダウンやスパーリングで止められた場面を思い出して欲しい。意識が飛んでしまった、膝が抜けた、ブロッキング以外何もできない、倒れた…様々なシーン

      • Legacy:1 お前は何がしたいの?

        お前は何がしたいの?リングに立つのも、パンチをぶち当てて倒すのも、倒されるのも、全部自分。 お前の操縦桿は自分で握れ それが見つからないのは、インプット不足 いきなりそんなこと言われても…ってなる選手もいるだろう。そういう選手は圧倒的にインプットが足りてない。とにかくボクシング動画を見て、インプットして、練習で試して、評価して、といったトライアンドエラーの先にしか自分のボクシングはない。 それを実現するには?ある程度自分のボクシングが決まってる場合は、その解像度を高め

        • Legacy:0 High power ,High energy

          戦いはテンションが高い方が勝つ基本的にボクシングを始めとしたスポーツは殺し合いの代理行為である。そして、人間を最も快楽物質であるドーパミンを分泌するのは戦いに勝ったときである。そして、人間の能力を戦いに向けて全力を引き出すホルモンは、そう、アドレナリンである。 みんなはどんな環境で戦いたい? 考えて欲しい、みんなはどんな環境で戦いたいか。 静かな環境?真面目な環境? いや、違うだろう。 とにかく盛り上がって楽しくてしょうがない環境だ。 スパーリングで、ワンツーマン振り