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くだらない記事を読むことで落ち込んでる貴方の心が軽くなればいいのに〜三十代独身オカマときめきを探す旅〜

はじめに

恥ずかしい経験や、失敗などしちゃった日にはずーっと考えちゃったり、落ち込んじやうそこの貴方へ。くだらない記事を読んで心を軽くしてみんなで頑張って行きたいと思わない?

どうも、あたしはときめきを探し続けて30年の独身オカマ。因みに今回の記事の写真はゲイバーにある雑巾で洋服を作った時のあたし。くだらないでしょ?意味を求めちゃダメよ。

ところで、貴方は旅行は好きかしら?今回は旅行じゃ無くて旅行に行くまでの記事というか、物語よ。私はADHDっていう神からの恵まれた才能のお陰で、何気ない日常も事件が多発しちゃうのよ。本当に困っちゃう。


※当記事をお読みに為られている皆さまへ、①有益な情報を得たい方②時間に余裕がない方③稚拙な文章が苦手な方いずれかに該当する方は是非ブラウザバックしていただくことをお勧めするわ。
それ以外の皆様へ、大切な事は“あなた“が物語に入り込むこと。そうすることで、私になった気分で世の中の喧騒から抜け出して物語の旅へ行きましょ。きっと後悔する事でしょうよ。


旅行にいくまでの話



常に時間に追われる人生を送ってきてるのよね。
集合時間なのに家にいる事多いし、前回の旅行では飛行機の出発時間に駅のホームで電車を待っているくらい。電車の座席に座って、お願いだからそのまま空飛んでって。魔女の宅急便のキキが後半に空飛べなくなって箒にお願いする場面くらい電車に飛べってお願いしていたわ、、、

おい!飛べよ!飛んでくれよ!お願いだよ!


出発当日の朝


まずは時間との戦い。自慢なんだけど、寝過ごす事は殆どないのよ。忘れ物や時間を忘れて携帯を触っていることが原因で大体遅刻をするんだけど。何?前日から出発の準備しておけば?母親みたいなこと言わないでよ。

“明日出来ることは今日はしない“幾度となく甘い蜜を吸い地獄を見てきた私。スタバにいる女が「あのぅ、あたしぃ夏休みの宿題は最終日に焦って終わらせるくらい無計画なんですぅ〜」ってのよく聞くが、、、甘い。お前が飲んでいる期間限定“ナニカシラフラペチーノ“くらい甘い。私は夏休みの宿題は提出期限日にしっかりと出す。中身は白紙で名前だけ記載して。ナニカシラフラペチーノに刺してあるストローくらい太くて真っ直ぐな信念を持っているのだけれども、紙製なので時間経つとふにゃふにゃになる。特に口をつける部分が不快なの。なんか味がしそうで。

「宿題?提出しましたよ?何か間違ってました?」



忘れ物をして車と家のシャトルランをくり返して漸く空港に着いたの。
(漸く←ようやくって読むんですって。初めて知った喜びで、記事を書いている某カフェの隣の人に読み方クイズ出したくなったわ。だけど隣の人は読書している年配の女性だったから心の中で白い旗をあげたわ。)

空港のトイレ 〜これ以降 文体変わります ごめんね〜

空港のトイレが死ぬほど混んでいる。人気店のラーメン店かと思うくらい人が並んでいる。
朝という時間帯&飛行機という長時間拘束される前に、皆ラーメンをしばきに並ぶのである。私は別に行列に並ぶほどしばきたい腸内環境ではなかったのだが、マルチバースの世界で高度一万メートルで粗相(クソウ)をしている別世界の私の犠牲を無駄には出来ない。
よくシリもしない他人のシリと間接ケツするのは不本意であるが、この便器の温もりはTOTOの技術の極みだと言い聞かせながらしばくのだ。アイドルだって赤ちゃんだって毎日or四日に一回くらいしばくのだ。

一刻を争う場面でこの表記にその足を止められた方は多いのではないか?

出発ロビー

出発ロビーで待つ時間は好きだ。面倒な手続きは全て終わり、あとは飛行気に乗るだけだ。キャビンアテンダントが赤ちゃんとか偉い人の優先搭乗の案内を開始する。必ずと言っていいほど、該当しない人が列に並んで追い返される。今回も追い返されてきた年配の方をスタンディングオベーションで暖かく迎え入れ、心の中で肩にブランケットを掛けて温かいコーヒーを差し出す。どんまい、百万回ダメでヘトヘトになっても百一回目は何か変わるかも知れない〜♪


マドカ⭐︎ツウロカ(まどか☆マギカ)


順番に搭乗グループが呼ばれる。私のグループは最後の方だった。ちょっとがっかり。おそらく通路側の席である。心の義務教育留年中の私は飛行機からの景色を見ることが、アリの行列を見るくらい好きなのである。暇があれば探してしまう。アリ依存症の自助グループがあれば苦悩や世間の生きづらさを語りたい。
まぁ、通路側の席でも構わない。窓側の人の困っている顔越しに景色を楽しむのだ。ブラインドを閉めようもんならブラインドと窓際のやつを交互に悲しい顔で見てやる。シートベルト着用サインが消えるまで。

ポケモンデザイン


漸く、私のグループが呼ばれる。アリの行列に加わり搭乗口に向かう。長細い廊下を歩くだけで心がワクワクする。廊下の窓から登場する飛行機が見える。
白い機体にSolaseedAirと緑の文字。。。。機体から伸びたタラップは確実にアリの行列の終着点であった。
私が搭乗するのは赤い鳥が喜んでいるロゴが描かれた機体(JAL)のはず。割とポケモンとコラボデザインの機体を目にすることがあるが、それだろうか?アンノーン(文字ポケモン)がたまたまSolaseedAirと見えるようなJALのデザインだろうか?

何かがおかしい

何もかもがおかしい。搭乗口を見る。11番搭乗口。私の搭乗予定口は9番。電車の中で女子高生のスマホ画面を見るおじさんよりも気味の悪い覗き込みで、前の人のチケットを覗く。SolaseegAirの文字。勝ち誇った様に翼を広げる赤い鳥はそこにはいなかった。ここまで物的証拠が集まると「事件の謎は解けました。刑事さん、皆さんを集めてきてください」と心の小五郎も名推理を披露したがった。今回の事件の被害者は私だ。


さよなら、行列

光よりも速いスピードで、アリの行列から一匹が抜ける。周囲のアリは驚いただろう、巣穴は目の前なのに。規則正しい列だったのに。
そのまま引き返し、歩みを止めてはいけない。出発ロビーまで歩き続けるのだ。列に並んで一方向に進む人の横を1人で歩く。おめでたいことに11番搭乗口から出発ロビーまで結構な距離がある。飛行機に登場する前に一人ぼっちの旅が始まった。

一人旅

なんとなくイヤホンを外す。なぜそうしたのかその時はわからなかったが、覚悟を決めるとき女の人が髪を結ぶ感覚だろうか?それか空気抵抗を減らして少しでもロビーへの到着を早めたかった為か。。。いや、私が1人で別方向に向かう中すれ違う人からの悪口を聞き逃さない様にするためだったのかも知れない。もしそんな言葉をかけてくる奴がいたら登場チケットでフルネーム確認して呪うからな。飛行機降りる時に頭上の棚からキャリーバッグが落ちて頭に直撃しろって。

ハートのイルミネーション(呪い)


靴連れとヒステリック

因みに年中ビーチサンダル履いてるんだけど、この時だけは靴履いてて靴擦れ事件が発生中。歩くだびに擦れまくって摩擦で火が出るかと思った。その火で美味しい焼きマシュマロ作って並んでる皆んなにあげれば良いんでしょ?そしたら他の人が「あのマシュマロあんなに人が並ぶくらい美味しんだって」って有名になって“11番搭乗口“って名前でマシュマロ屋さんでもすれば良いんでしょ?って思った。
1人で反対側の廊下を歩く私を見て皆どう思うんだろうか?江戸時代なら石ころ、中世の時代なら生卵やトマトが投げられているだろう。今は令和の時代だから先月余った分のギガとか投げられるのだろうか?被害妄想と靴づれで心が折れ掛けている時救世主に出会った。そこへ


希望の光

キャビンアテンダントの群れが謎の扉から出てきたのだ。山なんかで遭難したときに救助隊の幻覚を見る事があるって言うけど一瞬それを疑った。幻覚?私を見つけてくれたの?靴づれの影響で遭難四日目くらいの足取りであったがこの好奇を逃すわけにはいかない。急いでキャビンアテンダントの群れの最後尾に位置取る。難しいのが、隣のアリの行列から私がキャビンアテンダントではないことに気づかれてはいけない。背筋をピンと伸ばし靴づれも我慢し自然に歩く、顔もストッキングを被せて後ろに引っ張られているようにキリッと。どうも、私、ベテランキャビンアテンダント“タダ・ノリコ“でございます。首元のスカーフは洗濯したら色落ちしたため、持って来ていないのです。反対側の列に「どうぞごゆっくり空の旅を〜」って笑顔で会釈します。機内でのドリンクサービス承っておりますが、本日は全員お茶です。1人一杯までです。

こんな終わりでいいんか?

結果

あっという間に到着ロビーに戻り、旅の同行者にお礼を告げなければと思った時には、キャビンアテンダントの群れは居なくなっていた。果たして、キャビンアテンダント達は本当に存在したのだろうか?これが私の経験した身の毛がたつほど怖い話です。
          

 ・文/keimi         ・text/keimi  
  ・インタビュアー/keimi        ・キャビンアテンダント(自称)/タダ・ノリコ    

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