見出し画像

「供養にならない」は嘘っぱち

君が居ない世界でママは今日も泣いていた。

「いつまでも泣いていると、わんちゃんが悲しみますよ」

そんな風に言ってくる人がいるけど、そんなのは嘘っぱちだと思う。ママが悲しいのは、それだけ君を深く愛した証拠、愛された証拠なんだ。だから泣きたい時は思いっきり泣く。寂しい時は「寂しい」と認め受け入れることが大事だと思う。

ソーシャルワークの研究者であるブレネー・ブラウン博士はこう言う。

"We can't selectively numb our emotions."

人間は都合良く感情を選んで麻痺させることは出来ない」と。

人間は都合良く「悲しみ」という感情だけを麻痺させることは出来ないのだそうだ。「悲しみや痛み」といった感情を麻痺させれば麻痺させるほど「喜びや幸福」といった感情も麻痺していくのだそうだ。

「悲しい顔をしていると供養になりませんよ」

こんな事を言って来る人はアメリカのある精神科医に言わせると

"You are dismissing one's feelings.'

誰かの感情を却下している事と同じだそうだ。

誰かが勇気を出して自分の気持ちを言語化しその感情を表現しているにも関わらず、その行動を棄却しているということになる。

「そんなネガティブな感情を感じてはダメですよ」と相手の気持ちを無視してしまうことと同じだそうだ。

" Validating your emotions."  = 自分の感情を認めること

どんな感情であっても自分が感じている感情を一旦認めることが
ヒーリングのプロセスでは重要
だそうだ。


そんな知識もないままに誰かの気持ちを踏みにじるような発言をしていないだろうか、私自身も考えさせられる。

あなたと愛犬の絆、ましてやあなたの愛犬について何も知らない外野に
「供養になりませんよ」なんて言われたら「無視一択」で良いと私は思う。

亡き愛犬ジャスミン


7/4
Keilani


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?