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ありがとう E257系0番台

今回は、懐かしい車両のひとつE257系0番台についていきます。
この車両は、中央本線(中央東線および中央西線の一部区間を含む)の特急として「特急あずさ」ならびに「特急かいじ」専用の車両で誕生しました。

同時期に、房総特急としてE257系500番台も誕生。
両者の違いとして、主に編成両数の違いがあげられます。

房総特急として誕生したE257系500番台は、短編成となる5両編成で誕生。房総地区では、柔軟な編成が組めるように、短編成を基本として最大10両編成(5+5両編成)としました。

一方、中央本線の特急として誕生したE257系0番台は、9両編成(グリーン車組み込み)を基本とし、「特急あずさ」の一部において2両編成(増結編成)と組んだ最大11両編成で運用されていました。
11両編成は、新宿~松本の区間にて運用されていて、松本にて2両編成(増結編成)を切り離され、松本~長野および南小谷の区間では9両編成で運用に就いています。

新型車両のE353系の投入に伴い、車両置き換えとなって運用を離脱しました。運用離脱後、一部の編成は波動用編成として存続、幕張車両センターへ疎開されていて、房総特急として臨時列車や代走など幅広く活躍。
また、中央本線の臨時特急や湘南ライナーとして起用された時期もありました。その後、付属編成だった2両編成は長野へ回送、「廃車」となっています。

9両編成においては、新たな新天地として東海道線の「特急踊り子」として転用されることになり、長野総合車両センターにて改造が施されました。
改造後の車両は、車番形式が変更され、「E257系2000番台」としてデビュー。
一部の編成にて「あずさカラー」とされていた「武田菱」模様の塗色として誕生して、鉄道ファンから注目を集めました。
一時的なものであったため、現在は「踊り子カラー」に変更されています。

また、波動用の編成としてE257系2000番台の派生、E257系5000番台として改造が施され、主にJR東日本管内の臨時列車として運用に就いた編成もあります。(こちらの編成は緑の笹の葉をイメージしたカラーリングとなっています)
E257系5000番台(E257系5500番台を含む)については、今後増備がされるのではないかと考えられているそうです。

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