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It is what it is : 白人地域に中国の食料品店がない理由


Tiktokのビデオなんですが、どうしてもうまく埋め込みできず…


「なぜ白人地域には中華料理屋や中国人の食料品店がないの?」という質問に対する、エイミー・チェンというアジア系アメリカ人女性の返答。ハッシュタグから見ると、彼女は人種差別に反対し、人種間の結束を目指しているようだ。

彼女の説明を聞くと、ロサンゼルス暴動や、映画『Boyz N The Hood』、ラターシャ・ハーリンズの事件などを思い起こす。と同時に、今まであまり語られてこなかった、明かされてこなかった社会的、政治的、経済背景、かつアジア系アメリカ人の見解が見えてくる。

ロサンゼルス暴動では、不当に抑圧され続けたサウスセントラルの黒人住民の怒りの矛先が、黒人地域内でビジネスを行うアジア系アメリカ人(コリアン)に向けられたことは知られるところ。

アジア系アメリカ人の移民が国で稼いだなけなしの貯金で、よりよい暮らしを求めてアメリカで商売を始められたのが、家賃の低い黒人地域しなかかった、というようなことは聞いたことがあるけれど、こういう背景構造もあったのか、と考えさせられた。何も新しいことではないのだけれど。

物事の全体像を見るために思考の糧になりそうな気がしたので、訳してみた。

うん、これ、本当に重要だからね。

アジア系アメリカ人は白人地域でビジネスを始めようとして、融資を断られたの。アメリカ白人は、アジア系アメリカ人に自分たちの地域でビジネスして欲しくなかったし、白人から金を儲けて欲しくなかったから。

でもそのアジア系アメリカ人の立場が黒人を抑圧する武器として利用されたから、アジア系アメリカ人は黒人地域でビジネスを始める資金を融資をしてもらえたのよ。黒人は自分が住む地域で融資を組むことさえできないっていうのにね。

で、前にも言ったように、この結果として、黒人がアジア系アメリカ人の店で物やサービスにお金を払うときには、本質的に財産をダブルで持っていかれるのよ。アジア系アメリカ人の経営者は、儲けた利益を黒人地域の外へ持って行ってしまうから。

普通、ビジネスっていうのは自分の地域でやるものだし、経営者が自分の地域の人たちに物やサービスを提供することで経営者が生計を立てながら、その地域の一員にもなるわけだから、住民と経営者の双方に利益をもたらすことができる。

経営者が自分の地域に貢献し、再投資するっていうのが、理想の状況なんだけど、黒人地域でビジネスを経営するアジア系アメリカ人の現実はそうなってないのよ。

https://www.tiktok.com/@circusfaery33/video/7208273845655096622

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