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2019.10.15

2019.10.15

―――今日はなにする?
えと字をかく
紙は大 よこに うすいきいろ ふでは小さいはけ
うすい茶いろ 赤のうすい 赤をもう一回
ほそふでで茶をこく
赤と茶をまぜてください 丸ふで
もっと茶を入れて こい茶ほそいふで
赤のこいほそふで
ほそいふでで字をかく くろ
(小筆もあるよ) こふで
 
―――コメントは?
しぜんは神が与えているとぼくは思う
だからだれでものぞむ一生を
笑がおと美しい人生でおわることを意味してかいた。
 
木についている時は 枝にゆだね
木からはなれると風にまかせ
地におちると土と仲よくねむり
自然と人生を考えると
美しい姿でおわりたい

この作品が生まれる少し前に描かれた「はるなつあきふゆ」。

四季の情景を一枚の絵に収めた「はるなつあきふゆ」。
季節ごとに詩を作ってから絵を描くという進め方で
秋の詩はこちら。

色どられる木々の山
ブロックべいのかたすみに
おりかさなるカエデのは
なんのゆめを見ているのかな?

「地におちると 土と仲よくねむり」と
「なんのゆめを見ているのかな?」という表現から
小林浩太朗の葉の命に対する共通した観点が伝わってくる。

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