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都立高校から私立中高の先生になる 2

2学期が始まる前の学校は会議と校内研修の嵐だ。都立も私立も関係ない。それでも中身が全然違った。 最初に「ビジョンの共有」が図られた。私たちはどこに向かっていくのか、どういう教育活動をしていくべきなのか。ブランドマーケティングさながら、私学校の中における自分たちの学校のポジションを過去・現在・将来(目指す位置)をスタッフ全員で確認する。これは、どの学校にもある教育目標とは違った。「どんな生徒に育てたいか」ではなく、「学校としてどこを目指すのか」という経営目標だった。 次に「

    • 都立高校から私立中高の先生になる

      2020年3月末、都立高校を辞めて、私立中高一貫校の教員になった。それから4ヶ月。新型コロナの影響を差し引いても、この環境の変化は驚くことばかりだ。 会議がほとんどない! 月に1度あったあの辛い長い職員会議や教科会、分掌会がないのだ。すべての情報は「サイボウズ」のプラットフォームで共有される。1日のうちに多くの職員からアップされる情報を自分で確認し、取り入れて仕事に反映させる、必要ならば報告もする。「サイボウズに書き込みがありましたが…、」と始まる会話が多い。見ていないと

    都立高校から私立中高の先生になる 2