障がいのこと
今、ご縁があって
障がいのあるお子さんが通う施設のお仕事に関わらせていただいている。
保育士をしていた頃、障がいのある子もいるクラスの担任をしていたことがあり、学校の特別支援学級に勤めていたことがあるので、経験がないわけではない。
それよりなにより、わたしの甥っ子は重度の知的障がいがある。ずっと甥っ子の成長を見てきたわたしにとっては障がいは身近なものだった。
甥っ子は昨日高校を卒業した次男と同い年の18歳。
甥っ子は10月に生まれ、次男は2か月後の12月に生まれた。
赤ちゃんはひと月ごとに成長する。
甥っ子は次男よりもゆっくりゆっくり成長していった。
次男と甥っ子が2歳になった頃だったと思う。
わたしが実家に子ども2人を連れて帰省していた時に、姉が甥っ子を抱っこして帰って来た。
姉は部屋の戸を開けて入ってくるなり
「医者に行ってきた。障がいがあるって言われた」と涙を流しながら
家族に話していた姿を今も鮮明に覚えている。
その後、何を話したかは憶えていない。
それから姉の障がい児の子育てがはじまったのだ。
先日、姉に障がいのある子が通う施設について親として望むことは何?とLINEで質問をしたらこんな返事が返ってきた。
姉はずっと甥っ子が生きてく意味を考えていたんだ。
身近にいて姉の葛藤やと甥っ子の話はたくさんしてきたけど、わたしはなにもわかっていなかったなと思った。
そして、もっともっといろんなことを知りたいと思った。
そして、もっともっと理解したいと思った。
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