子どものおねしょ。これって病気?親の愛情不足?
子育て相談でよくある相談。
おねしょ問題。
みなさんのお子さんはどうですか?
わたしは保育士であり、元子育て専門の相談員ですが
昼間のオムツが外れたのに、夜のオムツが外れないという
ご相談は結構多い。
おねしょとそれちゃうけど、おしっこはおトイレでできるけど
うんちはオムツでするこだわりがありますっていう
幼児さんの相談も多いですね。
わたしが現役保育士をしていた頃、子どものおねしょは
親の愛情不足だということを聞いてしまったがゆえに、
自分の子どもがおねしょをする子だったので
まあまあ悩みました。
悩んでいるうちはいいんだけど
そのうちおねしょが続いてイライラしてしまって、
子どもを怒ってしまったことも多々あります。
おねしょは洗濯が大変じゃないですかー!
敷布団は防水シートで乗り切れても、掛布団まで被害に
遭うことも。最悪。。。。
そのうちに掛布団の防水シートカバーを見つけて「神」と
思ったけど、買いませんでしたね。
告白しちゃいますけど、実はわたしもおねしょする子どもでした。
だから、おねしょしてしまった後の気持ちは痛いほど知ってるくせに
なかなか我が子に寄り添えなかったんですよね。
しっぱい!しっぱい!
わたしが最後におねしょをしたのは小学4年生だったと思います。
久しぶりのおねしょだったので、親にバレないように自分で
なんとかしたと思うのですよ。そこの記憶はすっぽり抜けてます。
小学校1年生までは一週間のうち、3~4日ぐらいは垂れていた
のではないかと・・
ええ、それはそれは母から怒られましたし、
母のイライラはすごく怖かったです。
おねしょをして起きた瞬間の、何を思うか?
「またお母さんに怒られる」
母の「また垂れたんかー」と言われ、布団をはぎ取られ、
おしっこで濡れた冷たいパジャマのわたしが立っている。
こんな後味が悪いことはありません。
当時、布団乾燥機なんてなかったから
冬は石油ストーブの前で布団を乾かすのだけど
かわいていくおしっこの匂いがですね、なんとも
自分の情けなさを助長させてくれるものでした。
三人姉妹の末っ子のわたし。母と姉からは
「おしっこたれ」という情けないネーミングまでいただきまして。
でも、でも、これだけは言いたい!
「あたしだって好きでおしっこ垂れてんじゃねーよ!」
うちの母、夏になるとスイカを振舞うのが大好きで、
よくお風呂あがりに「水分補給しなさい」とスイカを
食べさせられておりました。
スイカって利尿作用あるんですよ。でも、そんなことは知る由もなく
母は美味しいスイカをお風呂上がりの寝る前の
わたしに食べさせてくれました。
はい、母の愛情です。
しかし、その結果は敵面に寝ているわたしに襲い掛かりました。
そう、おねしょとして。
おねしょ対策で小児科に相談をすると
寝る前の水分について指導を受けると聞きましたが
夕飯後の水分補給は本当に気を付けた方がいいし、
おねしょで悩んでいるご家庭は寝る前の水分量を見て、
たくさん水分摂ってしまった日は
「今日はおしっこ垂れても仕方がないわ!」という姿勢で
子どもを夜寝かしつけてほしいと思います。
それでですね、わたし、子どものおねしょが愛情不足と
知った時、親のせいだーって思ったんです。
だけど、自分の生んだ子がおねしょをする子だったので
愛情不足と違うような気がしてきたんです。
おねしょをいろいろ調べていくと、10歳ごろまでおねしょを
している子は普通にいて、歴史上の人物坂本竜馬さんは13歳まで
おねしょをしていたというのは有名な話。
小児科に行ったら「おねしょは小児科に相談を」というポスターが
貼られていたと相談者のお母さんから聞いたので
「おねしょの相談は医療を紹介した方がいいですか?」と
現役小児科医の先生に聞いたら「なんでもお金になるからね」と
言っていたのですが、これが真実だと思います。
たまに病気からくるおねしょもあるのでお医者さんに相談する
のもとってもいい方法なのですが
健康的な子どものおねしょはだいだいが放っておけば
(親が気にしなければ)自然治癒していきます。
かといって、おねしょは洗濯物が増えるし、梅雨時期は冬は
乾かないので、ご家族の負担になるので
おススメは夜用のオムツです。
「夜用のオムツがなくなったらおねしょしないんだよ」と
お約束をするご家庭もあるようですが、それはかえって
プレッシャーになりますし、あまり意味がありません。
というかお約束できません。
おしっこなどの排泄の問題はとってもデリケートなのです。
子ども用のオムツが小さくなった子は
大人用のオムツを使っているご家庭もあります。
それって介護用じゃんと思わず、使えるものは使いましょう。
とっても便利な世の中になりました。
おしっこを垂れてしまっていちばん傷ついているのは
我が子です。見て見ぬふりをしていることも愛情です。
そして、おねしょは愛情不足とまったく関係がない。
いちばんは何よりも親がいちばん気にしないことですね!!
おねしょを治そうとしない。
だって大丈夫だもん。
ママも子どもも大丈夫!
子育て相談をお受けしています。
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