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女性向けのビジネス研修―クリティカルシンキング

昨日は、ワークシフト研究所(WSI)のビジネスセミナーに登壇。女性管理職育成コースの方や、育休中で復帰に向けスキルを磨きたい方が、参加くださいました。

WSIのセミナーは、講義だけでなく、ケースを使ったお互いの学び合いを大事にしています。そのため、同時期に受講していた皆さんは、自然と仲良くなります。参加者は30代前後の子供を持って働く女性が多く、同じような不安や似たような失敗の経験をしているため、コミュニティ内での共感が生まれやすく、お互い高め合いながら学んでいます。女性でも、子供を持っていても、自分の目指すところを追い求めながら、探求する姿勢を持っている人たちが増えていることをとても誇りに思います。

昨日のテーマはクリティカルシンキングでした。ものごと、ロジカルに考えているだけでは、うまくいかないことが多いです。頭ではわかるけど納得はできない、というのは、ロジカルな説明しかしていないからです。今週は大学の講義でも、このWSIのセミナーでも、有名なトロッコ問題でクリティカルシンキングを試してみました。
迫りくるトロッコの先で線路が分岐しており、片方には5人が線路に、もう片方には1人がいる・・・あなたの目の前には線路を切り替える分岐器があるとき、どっちの路線にトロッコを流すと選択するのか、というものです。AかBかと聞かれたら、通常、犠牲者が少ない方を論理的に選びます。しかし、「本当の正解は何か」が時折ネットで話題になるように、AかBかというイシューの立て方は間違っていますよね。

加えてビジネスでは、時間をかけてクリティカルに考えることができません。通常、限られた時間の中で様々な判断・決断をしなければならないわけです。ということで、今回のWSIプチMBAの事後課題は、ある状況下、30分という限られた時間の中で最適解に行きつくためにクリティカルに考える、というもの。管理職育成コースの皆さんが、どんなことを考えてくるか、楽しみです。

ワークシフト研究所
https://workshift.co.jp/ 

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