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障害がある兄ときょうだいの話 〜はじめてのおつかい編 その2〜

そうだ!!おつかいに出してみよう!!


そんな突拍子もないことを思いついた私は、走り回る息子たちに、

お昼ごはんのパンをふたりで買ってきてくれない?

とお願いしてみました。
しっかりもののゆうは、大喜び。
はるもなんだか行く気になってるみたい。

お使い先はアパートから800メートル先のぱんやさん。
ここのパン屋さんは、数少ないママ友が勤めていて 
何度も一緒に歩いて買い物に行った場所。


道順は確実に覚えている。ダイジョウブ。

お兄ちゃんと手をつないで離さないことはいつもしてるから、ダイジョウブ。

音が苦手なはるに、車が来そうな時は止まって車が行ってしまうまで待つことをいつも2人に教えてるから、ダイジョウブ・・・。

考えれば考えるほどゆうの負担が大きすぎる。
やめとく?危ないよね?自問自答が止まらない・・・・・・。

しっかりもののゆう。
いざという時に尻込みしてしまいがちなゆう。
なんでもお兄ちゃんよりできることがたくさんあるから何でもできると思いがちなゆう。
ほんとはたくさん冒険させたいけどお兄ちゃんと一緒だとブレーキばかりかけられてしまうゆう。

確かに知的レベルはかなり低いはる。
誰かのためにならがんばれちゃうはる。
ゆうと一緒ならできないこともできそうなくらいがんばれちゃうはる。
車やバイクの音が怖いけど、止まってちゃんと見てれば行けることを知ってるはる。

いや、やっぱり行かせよう。


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