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2016/02/07 奈良ホテル 18歳の自分に手紙を書くように...

きょうは 「奈良ホテル」について書こうと思います。

18歳の頃 ピアノの先生に奈良ホテルのランチへ連れて行って頂いたことがある。
あれから28年経過したいま、人生2度目の奈良ホテルへランチに行きたくなった。

当時の自分は、音大受験ピアノ曲をノーミスで弾くことばかり頑張っていた。
正直それは 楽しくなかった。
いちばん楽しいと思えたのは、高3文化祭で演劇サントラ担当している時だった。
脚本・台詞回し・照明の色...これらの要素が相まったとき
じぶんは いったいどの音を準備したらいいのだろうかと。
ローランドのJUNO-106でライン録音したものをつかって
どこにもない音表現の虜になっていったのです。

あれから28年のブランクの中で...
家族問題もあり、音楽から遠ざかっていた時期もあった。
もう 音楽なんて 二度と出来ないんじゃないか、とさえ思っていた。

ひょんなことから...
ジョージ・デューク氏のライブに行き やっぱり音楽はいいなぁと思った。
そして自分は、10,500円のDAW機材を買い
独学でApple Logic廉価版をいじりはじめ、同PROへアップグレード。

"出る杭は打たれる"ではないけれど、新芽のような状況は
周囲の人達から失笑を買った。
「作品あるの?何もないんでしょ?」
「実績あるの?何もないんでしょ?」

無い、無い、無い、無いと言われて、笑われている自分。
とても悔しかった。でも...そういう自分を自分が笑えなかった。
自分にとって たった一人の味方は 自分自身。
自分を信じてあげたらいいじゃないか!

「笑いたい者は 笑わせておけばいい。」
「さぁ!人は人、自分は自分で行こう!」

がむしゃらに、目前にある課題をこなして行った。
知らないうちに...無い、無い、無い、無いの状態から
有、有、有、有の状態へ変わっていった。
すると、あれだけ 上から目線で笑っていた人が
目の前から居なくなっていた。

捨てる神いれば 拾う神あり...
あたりを見回してみると、自分の周りの環境が変わっていた。
応援してくださる人がひとり...またひとり...増えてきて
今の自分に至っています。
そう、自分は まわりの人達との御縁によって救われています。

ここまで 辿り着けた節目に感謝する上で
音楽を志すターニングポイントだった場所
奈良ホテルのランチへ再訪したかったのです。

自分自身の襟元を正し、またひとりで歩いていく。
当時から変わらない建造物を観て深呼吸。
時間は刻一刻と過ぎていく。
死神がストップウォッチ持って 様子を窺っている。
さぁ ゆっくり 急ごう。

最後まで お読みいただき ありがとうございます。
寒暖差のある候 みなさん どうぞ 御身体 ご自愛くださいませ。

感謝 拝

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